わが動的平衡とレジリエンスの思索日記

直腸がん、C型肝炎が完治し、これからが今までを決める、、という身の処し方を綴る
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ウィルス量によるペグリバ療法効果の格差は拡大中です!

前回の記事で、難治性の方のコメントいただき、そのお礼文を書き込んでいて、ふと掲題の「格差」は間違いなく拡大している、と改めて感じております。

低ウィルス量の方で、陰性化のまま半年以上経過した方を知っていたり、ブログにそういう記事を書かれている方が多い気がするからです。

このブログにリンクしてある「C型肝炎~新しい治療、新しい可能性」に次のような治療の評価が書かれています。

これは、シェリング・プラウ㈱系のサイトですが、最新の情報があると、私はみています。

・・・・

ペグインターフェロンアルファ-2b・リバビリン併用療法で48週間治療すると、約半数の患者さんでウイルスの排除と肝機能の正常化が可能です。

では残りの約半数の患者さんは治療効果がなかったのでしょうか? 
そうではありません。
C型慢性肝炎の治療目標は、まずはウイルスを排除することですが、排除できなかったとしても肝硬変や肝がんへの進行を抑制することができれば、大きな意味があります。

たとえウイルスが完全に排除できなくても、肝機能(ALT)が正常化、あるいは正常化しないまでも、正常範囲の上限の2倍の値以下に抑えることができれば肝がんの発生が抑制される可能性が高まります。

ペグインターフェロンアルファ-2b・リバビリン併用療法でも約90%でウイルスの排除あるいは肝機能の改善効果が得られ、治療目標に近づいているといえます。

ウイルスが排除できず、肝機能の改善も得られなかった患者さんも、あきらめるには早すぎます。肝庇護療法などの対症療法で肝機能を正常に近い状態に保てば肝臓の線維化や肝がんの発生リスクを軽減できるからです。

・・・

先般記事にしたM先生の話と似た論調です。


さて、ここからです。

高ウィルス量の難治性患者は、ペグリバ療法でどのくらい確率でウィルスが陰性化しているのでしょうか?

実は、同じサイトに医療関係者向け情報がありましたので、その条件をクリアする看護師の妻にみてもらいました。

すると、こんなデータがありました。

ウィルスが陰性化した人の構成(比)は

ウィルス量が500KIU未満の人で陰性化した割合は60.6%
500KIU以上の人で陰性化した割合は39.4%(60.6%+39.4%=100%)ということです。
これは構成比ですので、さもありなん、といえます。

さらに500KIU以上の人の中で
ウィルス量が500KIUから850KIUの人で陰性化した割合は18.1%
850KIU以上の人で陰性化したした割合はは21.3%(18.1%+21.3%=39.4%)とありました。

これって、不思議な数字だと思いませんか?

私には「ウィルスがコピー増産を繰り返しているような状態、思いっきりウィルスが多い宿主の方が、かえって陰性化の確率は高くなる」と読み取れてなりません。

きっと、三剤併用療法が始まれば、さらに超高ウィルス量の方が陰性化の確率が高くなるのでは、と思います。憶測にすぎませんが。

ちなみに、今日、ブログのタイトルを若干変更しました。
頭に「難治性」を付け・・・

「難治性C型肝炎治療における楽観主義のススメ」

としました・・・変更した理由は~

「難治性」というニッチな領域において、興味を持っていただけたり、ご意見をいただける方々を想定しながらの方が、今後も、ブログを持続させる‘心ののギアが入る’だろう、という思いからです。

Comment

医学部勤務医師の方へ
編集
コメントをくださり、恐縮です。

「あまり違いがないと取るほうが自然」というご指摘のこと、俯瞰してみればそうかもしれません、でした。

私の場合、測定不能な程多いウィルス量なので、少しでも楽観的にとらえたくなる傾向は否めず、小さな違いでも、大きな差異にとらえてしまうのでしょう。

ありがとうございました。
2007年08月03日(Fri) 17:59
有意差は?
編集
先日お邪魔した者です。医学部勤務の医師ですが、臨床ではなく、また疫学に明るくないため、間違いかも知れませんが、18.1%と21.3%の間にはあまり違いがないと取るほうが自然に思います(有意な差がない)。危険率いくらで、と有意差検定をしますが、この2者は差がないのではないでしょうか。逆に、60.6%と39.4%の間にはざっと6対4という差が存在するように見えます(どこで線引きするかにもよりますが。850KIUのラインは何故設定されたか判りません)。自論に都合のいいように数字をいじることは簡単ですが、問題はその奥です。再燃率もそうです。ご参考迄。
医療費の抑制を考えるなら、がん迄行ってからよりも肝炎を早期に抑えておくほうが得策でしょうね。ただ、当局は原因を追及されるとイタイのでしょう。
2007年08月03日(Fri) 13:44
すずめさんへ
編集
高額治療費のこと、全く同感です。
とりわけ薬害でC型肝炎になった方は、公費で負担させるべきです。
紛れもなく国の落ち度ですから。

今回当選した川田龍平参議院議員が、HIVだけでなく、薬害HCV患者まで守備範囲に入れてくだされば、少しは前進するかもしれませんね。

2007年08月02日(Thu) 21:53
編集
ペグリバ治療法が導入され、肝炎が消えた方が増えた事は 嬉しい知らせですが  年金生活の方には苦しい治療費 (オイらも苦しいですが) もう少し安くならないかなー
2007年07月29日(Sun) 22:33
すずめさんへ
編集
コメントありがとうございます。

今朝、看護師の妻から勤務する大学病院に通院している、顔なじみのC型肝炎の低ウィルス量の女性患者さんが来院し、ペグリバ療法で陰性化・半年経過した今も陰性化のままだ、とうれしそうに語りかけてこられたという話を聞きました。

三剤療法が始まれば、こうした喜びの声は一段と増す、と思います。

それまで油断せず、粘り強く生きましょうね。
2007年07月28日(Sat) 11:44
編集
貴重な情報ありがとうございます
似たようなデータは聞きました
再燃率は ありませんでしたか
 3剤の治験早まる事祈るのみです。
2007年07月27日(Fri) 22:27












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