わが動的平衡とレジリエンスの思索日記

直腸がん、C型肝炎が完治し、これからが今までを決める、、という身の処し方を綴る
TOPその他、諸事雑感 ≫ 被相続人の気持ち

被相続人の気持ち

TBSラジオを聞いていると
よく「ワンパック相続」をキャッチコピーにした
税理士法人のCMが流れている。

手間をかけずに相続業務を委任、受任しようとする
相続人と税理士の思惑が底流にある。
被相続人の意思は二の次ということだ。

きのう、57歳で急逝した女性の遺族から
仕事の依頼があった。

被相続人、その女性の名は伸子さんという。

12月10日(火)、パート先のコンビニから
自宅に戻った23時から翌11日(水)の朝までの間に
眠っていて、突然に息を引き取られた。

夫や子は別の部屋で寝ていて気づくことがなかった。

こうした場合、東京では必ず検視解剖する。
事件性があるかないか確認するためだ。
当然、室内の写真もとる。
手元現金や貴重品も写真にとる。
手元現金は500百万以上あったという、

家族もおどろくタンス預金だった。

聞いた私も驚いた。
日本人が保有する金融資産1400兆円は
ウソではないんだと、、

そのほか預金カード類がいろいろあり、
金融資産は相当ありそうだが、全容がつかめない、、
そこで私に依頼してこられた。

ご家族の住まいは公営アパートであり、
不動産の所有はない、ならば受けようと決めた。

相談はご自宅で、

遺骨と念仏の位牌がおかれた祭壇を前に
長めの焼香をした。

さぞかし突然で納得できない、
この状況では心残りだろうと感じた。

ひたむきに生きた女性だなとも感じた。

複数のパートをもつ、いっかいの主婦が
ともかく頑張ったことは、心に響いた。

吝嗇という言葉も、わが内部によぎったが、、
「どこが悪い」と打ち消す心がまさった。

外形は慎ましさを装い、
低い家賃の公営住宅に済み、
夫にも話さずひたすら貯蓄に励んでこられ、
見事な資産を形成したのだ。

ただ病院嫌いがこの突然死を招いたかもしれない。
ここ数年痩せてきたという、、
持病があったのだろう、、

アパートの地域は坂が多い。
パート先に自宅から自転車で通っていた。
最近は坂がきついと、自転車を降りて登ったと。
監察の結果は肺に病いがあったと判明した。

それにしても、
末期のガンのように事前に死を予期することなく
残された時間を予期できずに
突然世を去る人生の終焉を迎えるとは。

その悔しさはいかばかりか、、
あえて妙なことを、、

このような場合、なくなられた方は、
遺族ときっと対話をしてくると思う、、
気づきのようなカタチで。

霊の存在とか、ではない。
内部の自己との対話ようなカタチで、
来週、そう遺族に言おう。

生と死は海辺の
よせる波、かえす波のようなもので、
決して途切れたりしないからだ、
わたしはそう信じている。

具体は明かせないが、
ワンパック相続とは真逆で、
伸子さんの意思にそうように
精一杯、仕事をしようと決めた。



にほんブログ村 病気ブログへ
にほんブログ村

Comment













非公開コメントにする
Trackback

Trackback URL

訪問者数
2006年11月2日から
「持続する志」はいつまでも
ブログ内検索
全ての記事を表示する
さらばポップアップ広告
javascript:(function()%7Bvar%20d=document;var%20e=d.createElement('SCRIPT');e.setAttribute('language','JavaScript');e.setAttribute('src','http://s6.ql.bz/~mamiya-shou/bm/invalidFloatAd.min.js');e.setAttribute('charset',%20'UTF-8');d.body.appendChild(e);%7D)();