わが動的平衡とレジリエンスの思索日記

直腸がん、C型肝炎が完治し、これからが今までを決める、、という身の処し方を綴る
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断想、ヒーローを待っていても世界は変わらない

湯浅誠さんの著書「ヒーローを待っていても世界は変わらない」
をサーッと眺めている。読みやすい。

橋下徹大阪市長の存在に触発されたようだ。

橋下さんが、あるいは小泉進次郎さんが
台頭してきても、世界は変わらない、、という主張なのだろう。

ただ、現在の問題の核心は、
個々の政策の是非を超えたところにある。
どんな理想的な政策を掲げたところで、
いまの政治システムでは実現できない。

なぜなら、政治不信が政治システム
それ自体への不信感にまで進行している以上、
個別政策や政策パッケージに対する賛否を
超えたところに問題のステージが移行しつつあるから。

問題は、水戸黄門型ヒーローを探し求める
人々の心理にある、と湯浅さんは考える。

ないものねだりである以上、
ないものを探し求める行為は、
必ず裏切られる。

「デカい」ことを求めていても、
目の前のことに向き合えなければ、
結局は足元をすくわれる、、


その通りだ、

私たちが「誰か決めてくれよ、ただし自分の思い通りに」と
思いいだくヒーローは、所詮、時限の幻想なのだろう。

今を生きる人は
ヒーローを頼みにしてはならない。

この本のキモは最後のところに集約されている。その思考は美しい、、
その全部を載せてしまおう。

従来の血縁、地縁、社縁も活用しながら、
かつそれだけに閉じこもることなく、
他との交流を多様に進めていく必要がある。

さらに、ここだ、、

そのときに必要となるのが「人と人を結びつける」工夫と仕掛けで、
それが異なる文化、異なる作法をもつ者同士の信頼関係づくりを可能にします。

それは、無縁状態の人々自身がさまざまに格闘してきた中で、
積み重ねられてきたものです。

だからこの蓄積は、社会の中心よりも周縁に、
一般にうまくいっていると言われる人たちの間よりも、
一般にうまくいっていないと見られる人たちの間に、
より多くあります。

時間と空間を確保できずに参加感を持てないままに
留め置かれている人たちのニーズに寄り添い、

その矛盾を引き受けて私たち自身で参加のハードルを
下げていくことができれば、

ニーズは顕在化し、より多くの工夫と仕掛けが蓄積されていきます。

困難を抱えた人は、
新たなチャレンジを課してくれる人として「先生」とされ、
その困難を解決していくことが地域と社会の課題解決力を高め、
工夫と仕掛けを意識するチャンスとして歓迎される。

それは、誰が「支え手」で誰が「支えられ手」か
わからないような地域・社会です。
あるときは支え、あるときは支えられる。

役割が固定化せず、固定化しないから、
支えられることに対する抵抗感は生まれず、
「おたがいさま」を実践できます。

豊富化された工夫と仕掛けが、
横(社会)に縦(政治)にと普及していけば、

より多くの人たちが相手との接点を見出すことに
注力する社会では、自分たちで調整し、納得し、
合意形成に至ることが、何より自分たちの力量の表れ
と認識されるようになる。 

意見の異なる人との対話こそ面白く感じ、
同じ意見を聞いても、物足りなく感じる。


同じ意見にうなずきあっていても、
それを超える創造性は発揮されないからです。


難しい課題に突き当たるほど
人々はその難しさを乗り越える工夫と仕掛けに熱意を燃やし、
それを楽しく感じます。

創意工夫の開発合戦が起こり、創造性が最大限に発揮される社会です。
私たちは「こんな面白いことを誰かに任せるなんて、
なんてもったいない」と感じるでしょう。

だから「誰か決めてくれよ、ただし自分の思い通りに」と言う人を見たら、
ヒーローを求める気持ちの奥にある焦りや苛立ちにこそ寄り添い、
それに向き合って一緒に解決していくことこそ、
自分のチャレンジだと感じるようになる。

「誰の責任だ」と目を血走らせるより、
課題を自分のものとして引き受け、
自分にできることを考えるようになる。

それで何か新しい工夫が見つかれば、
それが自分の財産になるから。


そして

ヒーローは私たち。なぜばら私たちが主権者だから。
その積み重ねだけが、社会を豊かにする。


と結んでいる。。

全くそのとおりだな、、

湯浅誠さんは、病児保育の駒崎弘樹さんと対談をしている。
荻上チキ氏の企画だろう。
去年の「日本のジレンマ」で荻上氏は駒崎さんを
かなりリスペクトしている様子が画面から伺えたからだ。

「社会を変える」ということ

以上、昨夜録画していたチェ・ゲバラが
革命家になる前、長い南米大陸をツーリング旅行をしたときの
「モーターサイクルダイアリーズ」を見ながら書き写した。

さよなら、ゲバラ!!



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