わが動的平衡とレジリエンスの思索日記

直腸がん、C型肝炎が完治し、これからが今までを決める、、という身の処し方を綴る
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手術の直後の体験

2010年5月25日に
五反田のN病院で行った
直腸がん手術の
とりとめない思い出などを、、

まず、やはり恐怖はあった。

手術前夜、執刀医と麻酔科医師と
手術担当の看護師の説明を受けても
どこか他人事のようで、

でも、ジタバタする時間はなく、
流れのまま、
病院全体の進行に委ねる感覚だった。

N病院は、
動線にゆとりがあり、
清潔感があり、
患者にストレスを与えない
配慮があった。

なので、まな板の鯉でいこう、
腹をくくった、


手術室に運ばれるとき、
天井の照明の連鎖が懐かしかった。

あの、ベンケーシーの始まりの
映像と同じだったからだ。

無論、それを看護師に告げても
わかりはしなかった、そりゃそうだ、、

手術室は、飛行機の格納庫をイメージした。
モダンジャズが流れていた、
前夜にリクエストしていた通りのことだったが、
麻酔をしたら聴こえなくなるよね?と
看護師にたずねたら、
そうですねとかえってきた。

横幅の狭い手術台に移された。

じゃ、O先生、よろしくお願いします、
今から、最初の麻酔を入れてきますね、
という声を聞いて、

そうか、と目をつむった途端、、

時間は飛んだ、、、

手術は予定通り3時間で終った。

それまでいた4人部屋から、
個室に移されいた。

3日間個室暮らしになった。

個室は苦手だった。
閉塞感があって、たちまち息苦しくなった。

ドアの開閉音もドキッとした。
次第に病院全体が監獄のように思えてきた。

この感覚がひどくなると
パニック障害になるのかもしれないとも
思えた。

そして術後の最初の夜、
暑苦しく、喉がかわく、
全身が振動し、
棺おけの中に無理矢理に
入いらされているようで、

もがくように目をさました。

臨死体験というほどに
明瞭ではなかったが
自分の体を離れていたかも、と思った。

ふとサイドワゴンの引き出しに
目をやった。

ワゴンの下の部分は
ミニ冷蔵庫が収納されていて、
壊れているのかすごい音を出していた。

ワゴンの引き出しを開けると
その中は、冷蔵庫の中は暑さと
振動で揺れていた。

そこに、世間でいうお守り、があった。

あぁ、そうか、

自分はお守りの中にいた、、

心はそこにあって
引き出しの閉塞感に苦しんでいた、、

そう実感した。

というのも、そのお守りは
世間のモノと異なり、

神のように自分の外部にあって
自分を守ってくれるのではなく、

自分の内部の深奥にあるものの表象であり、
自分が守るべきものとしてある、、
という根本的に、意味の変容 があるモノだ。

だから自分がその中にいたという感覚は
不思議なことではない、、

という妄想は成り立つ。


冷蔵庫をOFFにすると、
事態は終息していき、
落ち着きをとりもどした。

他愛ない話だが、
書きとどめておきたい。


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