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わが動的平衡とレジリエンスを信じる自立への橋頭堡

直腸がん、C型肝炎が完治し、これからが今までを決める、、という身の処し方を綴る
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ギャッツビーとショーシャンクと、(1)

昨日は、午後の三時間、中野ZEROホールで行われた東京都行政書士会の倫理研修会に参加した。5年前には最初の倫理研修を受けたので、これで二回目だったが、、、内容はムダがなく、充実していた。行政書士のスキルは確実に上がっている。

もっとも、わたしの受講動機は、これを受講しないと『職務請求書』(説明は略す)を購入できなくなり、業務に支障が出るからでしかないのだが。

そこで、高校の同級生、中村和夫さんが30分講演した。高校のときは一度も話したことはなかったが、語り口が柔らかくフラットで、よく腹に落ちた。あぁ鷺宮、、彼も同時代の「鷺宮DNA」を持っているな、、と感じた。

ちなみに西武新宿線の都立家政駅は、鷺宮高校(中野区若宮)の旧名だが、、昨日、自転車で青梅街道や目白通り(十三間道路と昔は呼んでいた)を走っていて、ふと道路標示に「鷺宮」の文字を見ると、何故か母校を想い出し、嬉しくなる。たぶん、同じ31群だった隣の武蔵丘高校(アイロニーだが中野区上鷺宮にある高校)のOBには、こうした感覚はわかないだろう。

さて掲題のこと、、記事は長くなる。わたしの生きる根っこにある断想であり、前から書き留めておきたい想念だったからだ。

ズバリ、二つの映画はその主題とは関係なしに、わたしの宗教観とは密接につながっているのだ。

40年前に、ロバート·レッドフォード主演の『華麗なるギャッツビー』を観た。わたしののギャッツビーはレッドフォードであって、レオナルド・ディカプリオではない。

その映画の主題とは関係ないのだが、ギャッツビーが殺されて、終わりの方で、ギャッツビーの父親が現れ、物語の語り手に『貯金箱』を指し示す。日々細かく、硬貨の貯金をしていたと話す。ジーンと来る。

学歴詐称やさまざまなアコギな仕事もしたギャッツビーだが、根っこにあるはじめの
行動の一つは、チマチマした小銭貯金だったし、その持続だったのだ。

なぜか、そのシーンが一番印象深く残った。

今、その映画を観た後に読んだ新潮文庫、フィッツジェラルドの『華麗なるギャッツビー』(野崎孝訳)を開いてみた。

すると、終わりの方の話で、ギャッツビーが殺された後、誰も、弔問にも葬式にも、誰も来ないのだ。

ただ一人、ギャッツビーの父親があらわれて、語り手のキャラウェイと次のやりとりする。

この際、長くなるがコピペする。忘れたくない大事なギャッツビーのメモがあるからだ。

父親は言った。
「二年前に会いに来てくれました。そうしていまわしが住んでる家を買ってくれたんです。

あれが家をとびだしたときには、わしらは一文なしでした。

しかし、今にして思えば、とびだしたのにも、理由があったんですな。

あれは、洋々たる前途が自分の前にひらけていることを知っとったんですよ。そうして、あれが成功してからというもの、わしには、ほんとうによくしてくれました」

彼は、ポケットから『ホップアロング·キャシディ』というボロボロになった古い本を一冊引っ張りだした。
「ほら、これはあれが子どもの頃持っていた本ですがな。これを見るとよくわかります」

彼はその本の裏表紙を開け、ぼくが見やすいように回してみせた。巻末の見返しに、時間割という文字と、それから1906年9月12日という日付けが記されてあった。そしてその下には、、
起床  午前6:00
亜鈴体操(?)と塀乗り越え練習 6:15~6:30
電気その他学習  7:15~8:15
仕事  午前8:30~午後4:30
野球その他スポーツ 午後4:30~5:00
雄弁術、平静、ならびにその達成法の練習  午後5:00~6:00
創意工夫 午後7:00~9:00

誓い
シャフターズ(?)や○○にて時間を浪費せぬこと。
禁煙(噛み煙草を含む)
隔日入浴のこと
毎週一冊良書(雑誌も可)を読むこと
毎週5ドル、と書いて消し、3ドルと訂正、貯金をすること。
両親にもっと孝行をつくすこと。

「わしは偶然この本を見つけたんですがな」と老人は言った「これを見ると、よくわかるでしょうが、ジミーは出世するようにできていたのですよ。あれは、いつも、こういったような誓いだとかなんだとかやっている子どもでしてね。

あれが頭をよくするために、どんなことをしおったか、お気づきでしたか?

その点であれはいつも立派でしたな。
わしのことを、豚みたいに食うと言ったことがありましてな、それであれをひっぱだいてやったことがありますよ」

彼は、項目を一つ一つ、声に出して読んではしげしげとぼくを見つめ、その本を閉じるのがなかなか心残りなようすだった。

ぼくがその表を書き写して、ぼく自身のために活用したらいいのに、と思っていたのであろう。


ひとまず、以上だ。




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