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柳田國男、創価学会を語る

柳田國男の「故郷七十年」は青空文庫の中で、まだ作業中とあり、気に入った文章をコピペできない。

仕方ないので、紙の文庫から手で入力し、以下に載せておきたい。

民俗学の創始者は、創価学会の草創のころ、外から学会に対してどんな印象を持っていたか、、が書かれている。内からでも外からでも、感じとれる何かは、確実にあるに違いない。

大きく分けて二ヶ所から、牧口常三郎初代会長と創価学会のことを触れている。

一つは「私の学問」の中の「郷土研究会」の文章。もう一つは「故郷七十年拾遺」の「真字本曽我物語」あたりからの文章。

私見だが、柳田國男は牧口常三郎と「前からなかなか関係は深かった」しその接し方は暖かい。なので「同情はする。されど私は、そもそも創価学会とは何か?それはわからないし関心もない」というスタンスにつきるのではないか。

実際、柳田國男が会ったのは二代会長までだったし、三代池田会長に会おうとはしなかった。

郷土研究会
明治四十三年の秋ごろ、新渡戸稲造博士を中心に郷土会を創立したが、その定例会員は石黒忠篤、木村修三、正木助次郎、小野武夫、小田内通敏、牧口常三郎などという人たちであった。そのときのことは、私が筆記した「郷土会記録」にまとめられている。

石黒忠篤君は、今では政治家になってしまったが、もとは本当のわれわれの仲間であった。大学にいるころから、私どものやっているものを読んでかぶれたらしい。

「郷土会」のもととなったのが、「郷土研究会」という集まりで、明治四十年か四十一年ごろ、私の家で始めたものである。

そこへ新渡戸稲造博士が西洋から帰って来られたので、後には新渡戸稲造先生のお宅に伺うようになったが、中心はやはり「郷土研究会」からの連中であった。

話題のもとは、会員各自の旅行の報告で、いちばん熱心だったのは、早稲田大学の小田内通敏君であった。小田内君を私に紹介したのは、やはり早稲田の人で、国木田独歩の友人とかきいている。ことによると牧口君が連れて来たのかもしれない。

小田内君の関係の一人、二人会員になった人があったが、とにかくそういう人たちが、全部新渡戸先生の方へ移ったのである。

新渡戸邸へ移ってから初めて加わったのは三宅驥一(きいち)君であった。那須○君もそのころから来たが、この人はどちらかというと新渡戸先生の宗教的な方のお弟子だった。

先生のお宅では毎回会費五十銭をおさめて、そのころとして二円か二円五十銭くらうのごちそうをして下さった。

名ばかりの会費をとって、来客の面目を害しないように心づかいをして下さったのである。場所もよく、そのうえ本もたくさんあり、ごちそうも出て、楽しい会であった。

明治四十四年の五月、私は牧口君を誘って、甲州の谷村から道志谷をぬけ、月夜野を経て相模に出たことがある。

そのころ電報が三日もかかるという山村をみながら、農村調査の方法を研究し、指導する目的であった。

非常に気持ちのよい旅で、今も道志川の風景が鮮やかに思い出されるほど、印象深いものがあった。

この牧口君は創価学会の創始者であり、最近後継者の戸田城聖君も亡くなったので、世間の関心もあるかと思う。

牧口君は越後の人で、早く北海道へ移住し、そこの師範学校を出た。戸田君はそのころからのお弟子だったらしい。

私は前からなかなか関係が深かったから、『価値論』という本に序文を書いているが、創価学会そのものは私にはよくわからない。

若い者を引き立てることが好きで、師範学校で教えたお弟子たちを大変可愛がったりするのが、一つの特徴であった。


北海道出身の社会学者田辺寿利という人も、お弟子の一人だったと思う。

牧口君はどういうわけか文部省に入って、私のところへ来たのは、文部省の嘱託をしていたころであった。

郷土会はやがて郷土研究を出す母胎となり、今日の民俗学会の基礎となって来たが、そのころはまだ民俗学という言葉は一般化されなかった。


以上である。創価学会は若い人を引き立てるという柳田國男の見立ては正しい。

今日、学会は世界に拡大したが、柳田國男の印象の通り、世界中の青年を引き立てている。たとえば「青年よ広布の山を登れ」という歌がある。



もう一つは、次回とする。

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