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是枝監督と北町小学校のこと

昼間、是枝監督の映画「海街diary 」と「海よりもまだ深く」の二本を、Amazon primeでみた。

正直、あまり関心がなかった映画監督だったが、小人の存在がキモにあった「ゴーイングマイホーム」のテレビドラマは、ゴンチチの音源といい、その空気感が好きだった。

あらためて、小津安二郎を連想させる、ホームドラマを画き続ける監督とわかった。ただ是枝監督は、小津安二郎をそれほど意識していないようだ。

少し調べてみたら、驚いた、、
是枝監督は、私と同じ北町小学校に、1年から3年までいて、「母校は北町小学校」と話されていた。

で気付いたのだが、是枝さんのベースは、その北町小学校時代の生活が「郷土」になっていて、小津安二郎より練馬区北町の生活体験の方が映画の通奏低音として、あるのではないかと。
よほど、その頃が楽しかったのではないか。

生年からみて、私が北町中学校に上がったあとに、是枝さんは北町小学校に入学された、ことになる。検索すると、毎日新聞に次の記事があった。是枝監督の小学校ときの思い出話しだ。

僕の原風景っていうと、東京の練馬区北町の川越街道と家の脇のトウモロコシ畑、延々と並ぶ自衛隊官舎ですね。

うちは勤め人だったんで、平屋の二軒長屋に住んでました。暮らしぶりは普通の家より10年くらい古かったんじゃないかな。

風呂も父親がまきを割ってたいてたし、共同の井戸がありましたから。

友達が住んでるコンクリート製の立派な官舎がうらやましくて、うちも団地に住むことになってわくわくしたのを覚えています。

トイレは水洗だしお風呂も簡単に火が付いて便利でしたけど、庭がなくなったのが、ちょっとさびしかったですね。


50年前に引き戻された感じがした。是枝さんの通学路も想像できた。なんという北町に対する郷愁の強さなのか、、

北町の自衛隊官舎の子でなく、典型的な庶民の子だったんだ。

練馬区北町3丁目に1970年までは、互いに同じ町内の子どもだったと、わかった。

是枝家は、東武練馬駅と下赤塚駅の、中間くらいの木造の平家。どの辺りか、なんとなく、想像がついた。わたしが住んでいた都営団地の近くの住まいではないか、、もしかすると、その二軒長屋も、都営だったのではないか。「万引き家族」の家も、もしかしたら二軒長屋のセットではないか。

間取りは二間、庭があり建て増しができたのでは、とか想像がつ。トイレはボットン式だったろう。

なぜ想像できるかというと、実は、中学二年のとき、私の家も、その団地から北町6丁目の、都営の二軒長屋に転居したので、是枝さんの話は、風景も空気感も伝わってくるのだ。もしかしたら、是枝少年と道ですれ違っていたかもしれない。

また、北町小学校から清瀬の小学校に移ったとき、都落ちの気分と学力レベルが下がった感じを是枝さんは、したようだ。

実際、自衛隊官舎に住む児童は賢い人が多くいた。おそらく、いまも北町小学校内の学力格差はある、だろう。

さらに、調べると、是枝さんは通学途中の絵の具工場から出てくる絵の具の排水に興味をもっていた、という。

そんな工場、どの辺にあったっけ?と調べたら、わが団地のすぐそばに、その会社はあった。
なんで気づかなかったのだろう。やはり感性の違いか、、いやいや、あぁ、わたしは田柄川沿いを通学路にしていたから、そこはあまり歩かなかったから、記憶になかったのだ、、としよう。

暗きょになる前の田柄川は、その絵の具の排水でさまざまな色に変化したらしいが、あぁそういえば、、とよみがえるものはなかった。

北町小学校の広報誌に、2014年にNHK の「課外授業」で小学校を訪れた是枝監督の話が掲載されていた。
是枝監督が学校正門にある「白い恐竜」像を見て、「自分がいたときにも、この恐竜像はありました」と言ったと。

はっとした。白い恐竜像がよみがえったのだ。トーテンポールと一緒に、鎮座していた。よく廃棄しないで存続しているな。55年はたってるだろうに。

是枝さんは、すぐ近くに住み、ほぼ同じ通学路で北町小学校を登下校していただろう。当時、下校時間の知らせはドボルザーク「新世界」だった。

今住んでいるところから北町はさほど遠くない。なのに、是枝さんのような北町への郷愁が、なぜだか、湧いてこない。懐かしむより、去り行くことが先立つ、という価値観なのかな。

ともあれ、中央線沿線でもない地域、、脂っぽい床で車内に鏡があった東武東上線、その練馬区北町から、いまや「万引き家族」で世界的に有名になったホームドラマの映画監督が生まれたといことは、、とても感慨深い。

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