わが動的平衡とレジリエンスの思索日記

直腸がん、C型肝炎が完治し、これからが今までを決める、、という身の処し方を綴る
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再度、若松英輔さんと岩崎航さんのこと

重複になるが、宮本輝公式サイトに掲げたものをと、康さんのコメントを以下に。

輝先生、二日遅れで恐縮ですが、こころより
71歳、おめでとうございます。

いくたびもの難を、乗り越えられてこられたことか、、

さつきさんが話されていた「100分で名著」ですが、
テキスト執筆者=案内人によっては、
多くの気づきを得ることもあると思います。

1、2年前でしたが、内村鑑三の「代表的日本人」の
案内をされた若松英輔さんという批評家の話は、
とても秀逸で、魅了されるものがありました。
なんというかその言葉に余韻というか、響きがあって、
聞き手のこころを震わせるものがありました。

伊集院さんたちと対話していても、二人を見ていないような
その間に透明のテロップ?(政治家の演説のときに使う)
のようなものがあって、それを見つめて読んでいる
ような感じがしたのです。無視ではなく、自分の内なるものと
向かい合っているような表情なのです。

実際に、池袋のジュンク堂で井筒俊彦という天才の
話をされたときも、その言葉の響きの不思議さは
変わりませんでした。御歳50歳になられる。

聞き手の私たちに、しきりに「書く」をすすめられる
若松さんでして、小説はかかれていませんが詩集は
出されていて、何かをもっている文学者です。

詩歌で連想しましたが、輝先生が
「ひとたびはポプラに臥す」で取り上げられて、はじめて知った
以下の杉山平一さんの「夜学生」は大好きな詩になりました。

(中略)
あゝ僕は信じる
きみ達の希望こそかなえらるべきだ
覚えたばかりの英語読本(リーダー)を
声高からかに暗誦せよ

スプリング ハズ カム

ウインタア イズ オオバア


すると康さんから、次のコメントをいただいた。  

こんにちは、

心のギアさん、
批評家・随筆家の若松英輔さんのご紹介有難うございました。
不束ながらこれまで若松英輔さんのことは存じませんでした。

>その言葉に余韻というか、響きがあって、聞き手のこころを震わせる
>ものがありました
>自分の内なるものと向かい合っているような表情

ホームページを見ると若松さんの評論・詩集・エッセイなどが
載っていますが、内村鑑三、小林秀雄、谷川俊太郎、井筒俊彦、岡倉天心
などの評論集があります。いくつかの随筆には

「人間についての普遍的な原理を難しい言葉で記述するばかりが
『哲学』ではない。ときには肉声のなかに、手紙の中に、あるいは
人知れぬ行為のなかに、真の哲学は宿っている」(「生きる哲学」から)

「生きていればときに闇のなかを歩かなくてはならない。そうしたとき
私たちは、内なる言葉をともしびにしながら歩くことができる。たった
ひとつの言葉にも闇にある人を光へと導く力が宿っている」
(「生きていくうえで、かけがえのないもの」から)

「どんなに相手を大切に思っても、私たちはいつか別れを経験しなければ
ならない。誰かを愛することは別れを育むことである」(「言葉の贈り物」から)

以上はホームページを見ただけのことですが、あえて書き出しました
のは宮本先生の作品を読んでいていつも感じることに相通じるものが
あるように思えました。1968年生まれの50歳ですが、これからの活躍が
楽しみです。

先生の『いのちの姿』や『血の騒ぎを聴け』を再読しています。


美しい文章だな、自然と立ち上がってくる品格を感じさせる。
そこで、康さんのコメントに感謝したく、さらに次のことを書き込んだ。

輝先生、みなさま、こんばんは

遅ればせながら、年初に先生の「春の夢」を読了しました。
すぐ、読書好きの女性にもススメたら、たちどころに読み終えて、
「感動した」と。で「宮本輝って、ホントにこんなに苦労した人なの?」と尋ねてきました。そうくるか、、
「そうだと思うよ。この話、仮に、あなたに置き換えたとき、あの蜥蜴ってなんだと思う?」と尋ね返したら「父親が遺した債務超過の会社だ」と即答しました。その会社の決算書は見たことがありましたので、、深くうなづいてしまいました。

康さんへ、
若松英輔さんのこと、お調べくださり、ありがとうございました。

実は、NHKインターネットラジオ「らじるらじる」の中の「聞き逃し」をクリックすると『カルチャーラジオ 文学の世界』という番組で、批評家・文筆家の若松英輔さんが「詩と出会う 詩と生きる」という連続講義されておられます。正岡子規や宮澤賢治などを話されているのですが、

その第8回が《「いのち」の詩人岩崎航(わたる)がつかんだ人生の光》
というタイトルで、まだ40代の五行歌の詩人を取り上げておられて、おぉ、お二人は邂逅しているのかといささか驚いた次第です。(ちなみに第8回は2018年4月20日までは聴けます)

2013年8月ある新聞で、仙台に住むその五行歌人が「点滴ポール 生き抜くという旗印」(ナナロク社)という歌集を出版したことを知りました。岩崎さんは進行性筋ジストロフィーと闘う歌人でした。

私は大腸がん術後3年目でしたが、そのエッジの効いた言葉に感動し池袋の書店で「点滴ポール」を購入し、そこに岩崎さんの写真があり、見つめる目は透徹していて、(あぁ、オレの大腸ガンなんかたいしたことないな)と感じ入ってしまいました。

若松さんはそのラジオの中で「点滴ポールはいつでも読めるようそばに置いてある」また「やっと同時代の偉大な詩人に会うことができた」と言われました。若松さんの深い「読み」を聴いていて、わたしは読めてなかったのだと新鮮に驚き、触発された次第で、早速、書棚から取り出し、久々読み直してみて、、そこで一番合点がいった五行歌を以下に、


自分が どう

生きたいかに

直結する

医療的決断は

普段を 試される

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