わが動的平衡とレジリエンスの思索日記

直腸がん、C型肝炎が完治し、これからが今までを決める、、という身の処し方を綴る
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再び、小人の話

さきほど、NHK「こころの時代」で、栃木県、益子にある真言宗の西明寺の住職であり、医師の田中雅博さんの話を見聞きした。田中さんは1946年生まれ、2017年03月21日に膵臓がんで亡くなられた。2014年10月に末期のステージ4bの膵臓がんが見つかり、おそらくは手術不能で、2年5ヶ月生きられたことになる。NHKの映像で見る限りだが、痩せてない、血色の良いその顔は末期患者には見えなかった。多くの進行がん患者によりそってきたことと、その人相は深い関係がある、とわたしは見ている。宗派にとらわれてはならないなと自分に言い聞かせた。その人の立ち居ふるまいが大事、、人として立派な相をされていた。

さて本題、このところ、25年前の出来事か脳裏をかすめる。あれは何だったのか?が気になるのだ。以前、このブログに書いたにので、くりかえしになるが、ふたたび、具体的に、細かい機微を書いておきたい。

まず、ある掲示板の記事を以下に貼付する。わたしの体験とよく似ていて、いささか驚いた。

投稿日時:09年 07月 20日 19:46
3ヶ月くらい前に50歳代の上司より似たような話を聞きました。
朝方、腰のあたりに違和感(重さ・人の声)を感じ目を開けたところ・・・
身長約15cmでス-ツを着ている60歳くらいのおじさんが、『ヨイショ!ヨイシヨ!』と叫びながら上司の掛け布団を剥がそうと一生懸命引っ張っていたというのです。
一瞬何が起こっているのか理解できず、数秒程(身動きできないまま)見とれていたところ、そのおじさんと一瞬目が合ってしまったそうです。(不思議と恐怖感はまったく感じなかったそうです)さすがにびっくりして思わず目を瞑ってしまったら、あっという間に消えてしまったとのことでした・・・

そんな経験は生まれて初めてだそうで、『霊感も全くないのに、あれは一体なんだったんだろう?不思議だ・・』と言ってました。
とても真面目な方なので冗談を言っているとは思えませんでしたし、『夢』では絶対無い そうです。 (毎日夜10時に寝て、朝5時に起きる生活を続けている方です)


上記の体験を「09体験」と呼ぶことにしよう。09体験は私の場合と、とてもよく似ていた。自分一人だけでないことがわかり、妙にうれしかった。赤い字が私の体験と同じで、青い字が異なる。比較として、わたしの体験は「92体験」と呼ぶことにする。思いつくままに、箇条書きで、表すとこうだ。

1.いつのことか、、1992年秋頃からか93年冬にかけてだと思う。当時、蝸牛社の三年日記をつけていたが、その月日を特定できていない。日記の字が小さく汚く、読むのが煩わしいのだ。

けれど、C型肝炎治療として、1991年11月2日からインターフェロンαを筋肉注射を始め、いっこうに改善の見込みがないので、半年後か・インターフェロンβという静脈注射に切り替えて、その後の出来事だった。ちなみにインターフェロンβは1993年3月くらいで中止している。ウィルス量は全く減らず、ウンともスンとも言わない、その効果が見込めなかったからだ。忌々しいにもほどがある。

92体験は、夜ではない。昼過ぎから夕方になる前の、陽光がある時間帯に起きた。カーテン越しの日の光ははっきり入っていた。

2.どこで、、私が一人で住んでいた自宅だった。平面積50平方メートルほどの古い(1971年頃の建売)、小さな木造2階建ての2階の部屋だった。そこに布団を、ほぼ敷きっぱなしにして寝ていた。畳部屋で、ふすま2枚分の押し入れがあって、、そこで起きたのだ。

3.あらためて日記を見返しても、やはり、その日は出てこない。その日は、晴れで、週3回のインターフェロンβの注射をうちにバイクで御茶ノ水の順天堂病院に出かけたのだ。目白通りをまっすぐ、高田馬場をつきぬけ、飯田橋方面に向かい、途中左折して後楽園に抜けて病院に到着、所要時間は約30分。受け付けてもらってからが長い、1時間以上待つ。よくみかける肝炎患者が何人かおられた。そして、毎回、β注射は静脈注射なので、渡辺純夫先生に射っていただいていた。サッと注射され、ひと呼吸するとジワジワと身体のなかで騒乱が起き、今日も1時間以内に高熱が出ると予感させた。会計を済ませると、一目散に自宅へ逃走する、2階に上がり、布団に入ると、ドバっと熱が出始め、まいったなと、、こんなこといつまでやるのかとつぶやきながら、カラダを横にして眠る。

4.頭は窓の方に、足元は押し入れの方にあった。北枕の逆ならいいだろうと思ってそうしていた。眠り始めたのは14時頃、カーテンをしていたが、部屋は暗くなかった。うとうとしていると、ふと、足元を踏まれた感じがしたのだ、それも数度、ぴょんぴょん飛び跳ねるように踏まれたのだ。痛いじゃないかと寝ぼけ眼で、足元をのぞくと、二人の小人がいたのだ。正確にいうと、足元をみたとき、二人目は押入れから出て来るところだったと思う。そして同じようにぴょんぴょんはねたのだ。二人目は女性のように思えた。二人とも服は白っぽかった。向かって右側が老いた男の小人、左側が老いた女の小人が立っていたのだ。夫婦だろう。

5.小人の身長は80cmくらいはあったと思う。ネットで見かけるような15cmような、小ささではなかった。現在、2歳5ヶ月になる次女くらいの身長は、あった。あの二人は他者だった。夢ではなかった。私の幻覚が作り出したものではなく、私の外に実存する人たちだった。そう、実感していたのだ。おそらく、彼らもなんだか訳が分からずに、私を異界の人間として見ていたと思う。押し入れの麩が、異界との境目、そのドアノブだったのだろう

6.わたしとハッキリ目があったのは老女ではなく、男の老人の方だった。老女の目線は下向いていた感じがする
老人と見つめ合うこと1秒以上か、眼は驚きと恥じらいとが、ないまぜになっていた。上から目線ではなかったし、威嚇するような感じもなかったし、まして守護霊のような感じもなかった。フラットな関係で、「あぁ、みっかちゃったね」という、鳩の豆鉄砲のような表情をしていた。善人の眼をしていた。鼻のあたり赤かったかもしれない、白い服とは対照的に、顔の皮膚は浅黒く、カサカサしていたかもしれない。

7.知り合いでもないのに、全く、怖くはなかった。理性は遠のいていたのかもしれないが、実にリアルだった。

くりかえしになるが、、
最初は視覚でなく、触覚だった。足元の掛ふとんを踏まれて、数度ぴょんぴょんと踏まれて、痛かったのだ。踏まれた感じでは、二人は、よく、旅先のベットで飛び跳ねて喜ぶ幼児の心境に近いものだったかもしれない。一瞬、二人が楽しんでいる感じが伝わってきて、金縛りになるような恐怖感はなかったのだ。

なので直情的に、腹がたった。怒り声で「オイ、何やってんだ、いきなりやって来て足を踏みやがって、、ちょっと痛いんだよ!!オイ、聞こえてるか、」と大声をあげたのだ。わたしの声に、二人は、きょとんとした表情、驚きから次第に困惑したような顔になっていった。

後になって、どう思い返しても、彼らは他者だ、私の脳が勝手に創った人たちではない。それと、ドアとか、引き戸とか、ふすまとかはパラレルワールドとの「仕切り線?」という意味で、必要な装置だったかもしれない。

09体験のように、スーツ姿ではなかった。白っぽかったし、ラフな感じの服で、日常街で見かけるような服でではなかった。

「あのさ、今、悪寒のような熱でまいっているんだ、だから、あなたたちの事情はわかんないけど、そっとしておいてもらえない?」と、わたしは告げたのだ。

「とにかく、あんたがたが、掛ふとんをぴょんぴょんしなければ、こっちは、煩わされず、気づくこともなく、寝れたのに、余計なことをしてくんなよ」と告げたが、そう言う前に、二人はぴょんぴょん跳ねるのをやめていた。

「あ、ごめん」という顔を、男の小人はした。そこであらためて横になってみると、男の小人が布団の右のはじから回り込んで、わたしの背中部分の掛ふとんをトントンして、背中に冷たい空気が入らないようにしてくれた。となると、この出来事の季節は、秋が深くなった頃、初冬の頃かな?

「わるいわるい、気つかってくれて、ありがとう、大丈夫、これでよく眠れそうだから」とわたしは言った。そしてもう一度老人をみると、うなづくようように顔をたてに振り、じゃぁな、右手を上げた。その眼は「あなたは、大丈夫だから」と言ってくれているように見えた

そうして、老女を押し入れの上にあげ、続いて老人が這い上がり、消えていった。

8.少し眠ったが、、まてよ、この家には俺しかいない。近所に、あの二人が住んではいるとは思えない。それに今日は母親が世話をしに家に来る日ではない、、となると、あの二人は不法侵入者か、、とガバっと起き、押し入れのふすまを全開にしたが、何の気配もなかった。

以上が、わたしの92体験だった。出来事から25年の歳月がかかって、C型肝炎は完治したが、直観で、92体験とC型肝炎は関係があると思っている。

何故か、またいつの日か、ふたたび二人があらわれる気がする。わたしの最期のときに、ひょこっと、、そんな気がしている。そのときは何か小物の物物交換をするように、今から記憶のフックをかけておきたい。

追記、その後、家は建て替えて、今、二人がぴょんぴょん跳ねていたあたりで、寝ている。現れそうな押入れは、もうない。

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