わが動的平衡とレジリエンスの思索日記

直腸がん、C型肝炎が完治し、これからが今までを決める、、という身の処し方を綴る
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あるハーボニー治療困難者をおもう

1.今回の肝炎治療戦略会議は、ハーボニー治療の助成については、異論は出ず、現状のダグラ/アスナが無効となった方々への対応が議論の争点だった。一説ではすでに、ハーボニー治療困難者は全国に8000人はおられるようだ。ひかえめに見ても5000人はかたい。結局、無効の原因となった薬剤耐性の台頭は、その自然耐性に比べ、はるかに治癒を遠くにおいやった、といえる。何もエビデンスはない。そもそもダグラ/アスナを、米国FDAは治療薬として認めなかったから、エビデンス皆無は当然の帰結だった。

2.会議を傍聴していて、ハーボニー治療困難者であるHさんのことが思い浮かんでならなかった。今年2月の患者同志の集まりで、Hさんの話を聞いたのが最初だった。今は、Hさんも私も、同じ病院に通っている。先だっても診察待合で一緒になり、院内コンビニで軽く食べながら対話した。Hさんは明るい表情で、カラッとした声のトーンで話される方だけに、わたしの方がその心配をしてしまう、なんとも不思議な心の変容が起きる。決して他人事ではないと、ついわが身におきかえて考えてしまう、、

3.Hさんに、患者としての落ち度?は全くない。かつて、長きにわたり通っていた名だたる病院とその医師を信頼して、あげくに、ハーボニー治療困難者になってしまったのだ。しかし、わたしも、その名だたる病院を選択していたら、間違いなく、Hさんと同じ道を歩んでいただろう。さらに付言する。Hさんは70代、上場企業のエンジニアだった方だ。理系であり、その思考は、論理的整合性を保っておられる。悲劇の要因は「情報の非対称性」であり、きちんとした情報の開示がなかったことにある。

4.ダグラ/アスナを牽引した、その病院の領袖であるK委員は、会議が始まって45分くらいして、突如、のっそりと幕内力士のように悪びれもせず、会場を出て行き、中座してしまった。剛胆なお人だ。会議を甘くみているのか、議論の行方にいたたまれなかったのかは、わからないが、わたしはフツフツと怒りが込み上げてきた。

5.K委員が発した言葉は「治癒率60%という数字の考え方だが、60%も治ったとみるべきで、インターフェロン時代は40%それ以下だったので、、」と思考回路は90年代のままだ。そのアナクロニズムの脳はもう終わっいる、これには心底、驚いた。治療困難者8000人の患者に対する責任感は皆無だ。嘆かわしい。わたしは、はっきり悪はこのように生まれるのだな、その瞬間をみた思いがした。往々にして、悪はひとの不幸の上に成り立つ自己保身として体現される。



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Comment

そうなんです。その医師の説明はおかしいです。
編集
励ましのブログありがとう。

遺伝子検査機の精度の問題があるんですね。
DATAは同じと思っていた自分が甘かったですね。
ブログ村でも遺伝子検査に関してB社の指定の検査会社
があって、それ以外の検査会社のDATAでは助成対象に
認めない(不確かですが、それに近い情報を読んだ記憶があります)

ご指摘されたように、服用する前の検査で168番を行っていなかった
ので、服用前に168が陽性か陰性か不明。
kawanisi先生の患者さんが服用する詳細な記録を読んで、
医師は168の検査を当然行うものだと思っていたので
自分の遺伝子検査の検査結果を尋ねたとき???という
反応になったのです。168はしないの???

対応する医師の姿勢にも問題あるのかなとは思いました。
医者なりには患者に良かれと思っての医療行為です
から運が悪かったと受けいれるしかないのかな。
山口県下で5本の指に入るぐらいの中心的な総合病院です。
ここにかかるしかない。また医師の機嫌をを損ねたくない
という患者サイドの視点があります。

山口さんのこのブログを始め、akioさん、すずめさん、
Yukettaさんmiyaさんトマトさん、とらちゃんなどの
ブログを読ませていただき勉強し情報に感謝しています。

Akioさんの紹介されてたニュートン8月号でハーボニーの凄さを
読んでいたので、本当に残念です。
トマトさんのブロクを読んで、ダクル・スンベが失敗しても
ハーボニーのエビデンスがないので、慌てて治療できない
事情も理解できました。さらなる多剤耐性が
できると困るのでしばらく様子をみます。

先日の診察の時、医師に「168は陽性でも31・93が陰性
ならハーボニーは使えませんか?」と質問したら
「31・168が陰性であっても薬剤の耐性ができているから駄目」
ハーボニーの核酸アナログ型のソフォスビル(NS5B)282は
新薬だけどレディバスビル(NS5A)に交差耐性ができてる
から効き目は半分かなと自分なりに思っています。(医師が半分と言った
根拠が何かは尋ねていません。そういう雰囲気ではなかった)

アドバイスいただいたようにしばらくしてから肝臓友の会に
相談電話してみます。15%の人はB社の薬が効かないことは
確かでしょうから。

アドバイスいただきありがとうございました。

自分が受けた治療は一回だけ、10年前にペグリバの治療を受けました。
1年半の服用。一度もウイルスが消えることなく治療終了。
その後新INF治療が開発されましたが、肝硬変なので適用できず。
5年前に肝がん、2年前に食道静脈瘤の手術をしているから
ギリギリの代償期の肝硬変なので焦ってしまいB社の薬を服用して
しまいました。
これからも色んな情報をブログに載せてくださいね。
2015年09月07日(Mon) 13:42
その医師の説明はおかしいです。
編集
しもさんへ、

以下の医師の説明は明らかにおかしいです。

数日前に9月初めの診察日にハーボニーのことを尋ねたところ、薬剤耐性が
あるから効き目が半分以下になると言われました。
(服用を始めた1月には検出せずで喜んだのですが2月に無効になってしまいました。その時に原因を追及するために遺伝子検査をしますといわれ168が陽性、31と93が陰性・・・原因は168番だからあなたは効き目がなかった
と人ごとのように言われました。

おかしいのは、
1.ハーボニーは、31と93の遺伝子を束ねるNS5aと、282のあるNS5bの世界で
治療する薬です。31と93が本当に野性ならば、効き目は半分という判断は間違いです。

2.ハーボニーは、168のあるNS3は、全く関係ありませんので、
半分以下の根拠になりません。

3.わたしは、シメプレをやりましたから168は変異しているはずですが、わたしの主治医はであるM医師は、NS3は、ハーボニー治療には関係ないと明言されました。
ちなみにM医師は、ハーボニーを日本に導入した二人のうちの1人であり、、15回戦略会議のエビデンスを概説した医師であり、ハーボニー治療の第一人者です。


2015年09月06日(Sun) 15:41
検査機器の性能
編集
> この治療をうけたが無効になったものです。

しもくん さんへ

ダクラ/アスナの治療結果、、
お気持ちは、さぞかし、おつらいでしょう。
お怒りのほどは、想像がつきます。
肝炎のお仲間に、おりますので、、

わたしは、2014年6月に、
その前のシメプレ、インターフェロン、リバビリンの
三剤治療をやりました。

治療前に、遺伝子検査をやったのですが、、
NS3の168が野生か変異かは、
医師からは教えてもらえませんでした。

なので
その重要性を知ったのは、
札幌の川西先生が東京で講演のあとの
患者仲間のお話をうかがってから、
ようやくわかってきたという次第でした。

つまり、しもさんとかわらない
遺伝子知識だったのです。

違いは何か、、やはり、
医師のクオリティの差だったと
思います。

過去の肝炎治療戦略会議の議事録を
お読みいただくとわかりますが、、

肝臓専門医がいない県もありますし、
相当バラツキがあり、各県にその次善策は
任せているような状態なのです。

肝臓専門医は講習をうければ認定されますから
信頼できるとは限りません。

県ごとにあるだろう拠点病院も、
どれだけ遺伝子検査機の性能がいいか
危ぶまれます。

つまり、しもさんのNS5Aの31、93も
本当に野生なのかは
疑ってかかった方がいいです。
変異している可能性は払拭できません。

その検査機はどこから提供を
受けたのか、ご確認ください。
もし、ダグラ/アスナの製薬会社が
提供した検査機だ としたら、
その精度は低いですので、
一層疑ってかかってください。

勘ですが、
その製薬会社の機器の可能性は高いです。

さらに、しっかりした検査機で確認してから
ハーボニー治療を考えることを、
おすすめします。

さらに、すぐにハーボニーをしたりするのは
たいへん危険です。出口が無くなりますから。

厳しいことばかり申し上げましたが、
これが、、いま、精一杯、お話できることです。

もうひとつ、東京肝臓友の会に
電話相談してみることをおすすめします。
無料です。窓口の人の声で、
少し気を鎮めることもできるかもしれませんし。

以上です。コメントくださり、、
ありがとうございました。






2015年09月06日(Sun) 15:16
ダグラ/アスナが無効
編集
この治療をうけたが無効になったものです。
地方の田舎に住んでいるものですから、ダグラ/アスナが無効
になってしまい。もうどうして良いかわかりません。
会議の様子を読んでダグラ/アスナを何故認可したのか
理解不能です。
いろいろ悩んだ末、昨年12月から服用しました。
確かに服用する前に遺伝子検査を受けましたが31と93だけで
(野生型で大丈夫と言われました)、168番については検査をしてないとのこと。
病気ブログ村のいろいろな方の情報で168番を何故検査しないの???
と思いましたが、医師のダグラ/アスナでは31と93だけで大丈夫と
いわれ、肝硬変代償期なので一日でも早く治療した方が良いという
医師の言葉に従いました。
その頃はすでにハ-ボーニー新薬のことが話題になっており
医師に相談したが来年末になるしそれまでに肝がんとかなっていたら
治療もできないよと言われ、「そうなんだ。一年も待てない」と
決断しました。
薬剤耐性の問題点について医師は患者に丁寧に
説明すべきだと怒り心頭です。(INFフリーの治療が
ダグラ/アスナが無効になっても、その時は次の新薬ハーボニーを使えば良い
と言われましたが???)
数日前に9月初めの診察日にハーボニーのことを尋ねたところ、薬剤耐性が
あるから効き目が半分以下になると言われました。
(服用を始めた1月には検出せずで喜んだのですが2月に無効になってしまいました。その時に原因を追及するために遺伝子検査をしますといわれ168が陽性、31と93が陰性・・・原因は168番だからあなたは効き目がなかった
と人ごとのように言われました。
(・・・なぜ、昨年の9月遺伝子検査を行ったとき168番をしなかったのか疑問です。服用適用マニュアルにはなかったのでしょうね!病気ブログ村を
読んでいたので素人の自分でもどうなんだろうと思ったぐらいだから、肝臓専門医であればマニュアルになくても168番まで調べるべきでなかったのかな
と思っています。)
数日前の診察日には頭が真っ白になってしまい
自分を責めました。
会議の様子を読むと、このダグラ/アスナを推進者の対応は問題がある。
がっかりです。
時計の針は元へは戻せないので仕方ありませんが、1年足らずでハーボニー
が認可・販売されるなら待てない時間ではなかったと今は後悔しています。
薬剤耐性がこんなに重要なことだということが理解できませんでした。
2015年09月06日(Sun) 13:08
検出感度の劣る検査方法
編集
sunnysideさんへ

全く同感です。
この間の会議の、隠れたキーワードは、
検査方法のバラツキにあるのではないか
と思いました。
エビデンスの根拠となる検査機ですので、
精度の高いものでないと、
医師も患者も不安がつきまといますね、、

コメントをくださり、
ありがとうございました。

2015年09月01日(Tue) 20:43
60%も治っている
編集
K委員のこの考え方が問題の根底にあるわけです。
この考え方はインターフェロンの時代までです。
インターフェロンを中心とした治療の時代には耐性問題はほとんどありませんでした。
インターフェロン自体が人体から作られる物質だから、

ダクラ・アスナの治療者は今までに41,000人、著効率は80%程度ですから8,000人がとり残されているわけです。Y93,L31の検査を実施していなかったり、やっていても検出感度の劣る検査方法など原因は多々あります。
この著効率であればシメプレビルと変わらないどころか耐性問題が多い分、後退したといわれていてもしかたないところだと思います。
1年前にI委員が講演会で言っていた話を思い出しました。
「 この程度の著効率の薬を治療のスタンダードにしたら日本は世界から笑われる 」

確かに K委員の過去の功績は大きいです。40年以上にわたって日本の肝臓病治療の先頭にたってこられたのは認めますが、根底にある発想が時代遅れです。

たしかHさんはシメプレが失敗に終わり、その後すぐにダクラ・アスナで治療されています。 NS3/4Aで シメプレとアスナが重なるから待ったほうが良いという意見が多く出ていました。 
ハーボニーではNS5Aがダクラで重なる。必然的にNS5B領域だけでの勝負になります。

Hさんにはなんとかして治癒していただきたいものです。
2015年08月31日(Mon) 12:33
全く同感です
編集
kunikuniさんへ

コメントありがとうございました。
当日わたしは、あなたの次の後ろの列におりましたので、
お見えになったとき、すぐわかりました。
ブログで、克明に書いていただき、ありがとうございました。
読んでみて、あのときの怒りが戻ってきました。

k委員の60%発言の後のI委員の発言が、
そう切り返して反論していたのだとkunikuniさんの
ブログを読んで知った次第です。
早口でしたので聞き取れませんでした。
感情を抑えた「空中戦」だったんだなと
あらためて思いました。

きっと行かれるはず?と思っている
9月12日の肝臓病教室で、その闇の部分とか
いろいろ対話しましょう。

ありがとうございました。
2015年08月30日(Sun) 17:21
No title
編集
こんにちは
山口つとむさん
この話はどうも根が深いような気がします。そもそも
なぜこのような新薬が認可されてしまったのか。
そのことについてここではコメントできません。
はっきりしているのは日本だけで認可された新薬の薬害の狭間に
立たされている患者が相当数いる。しかもさらに最難治性の患者まで身近
に出てしまったことには驚きを隠せません。
Hさんはまったくお気の毒です。
これを解決する方法は専門機関などの今後の研究に委ねるしかありません。
しかし先日の会議で驚いたのは、メインのK委員がこの新薬の薬剤耐性について
無策で命を無駄に命を落とすことがあってはならないから推進したのだ
とでも言うのかと思ったら、インターフェロン治療の数字を
出してきて、治癒しないのは仕方がないみたいな口ぶりでしたから、
、横にお座りの委員がおもわず、横をむいて
天井を仰ぐ場面がありましたね。
、しかも議論がご自分が積極的にされて問題となった薬
の患者さんの対策の話になると、途中退場ですからね。
これは議論放棄以外の何物でもない。K委員にしてみれば
ご自分が被告扱されるのは怒り心頭だったのでしょうが、
あの場面は観ているほうまで怒り心頭でした。
2015年08月30日(Sun) 16:51












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