わが動的平衡とレジリエンスの思索日記

直腸がん、C型肝炎が完治し、これからが今までを決める、、という身の処し方を綴る
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戸井十月の娘さんの言葉

作家・映像ディレクターであった
戸井十月(とい・じゅうがつ)さんは
2013年7月28日、肺がんで死去した。
64歳だった。

バイクをこよなく愛した。
1983年の北米大陸縦横断を皮切りに
世界5大陸をオートバイで走破し、
その記録を著書「道、果てるまで」にまとめた。

肺がんの予後なのに、寒風吹きすさぶ
シベリアを疾走していて大丈夫なの?
と気になったものだった。

覚悟の上での所業だったのかな。


検索すると、
戸井さんの娘さんの言葉があったので、
以下、載せておきたい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・
去る8/25(日)
父、戸井十月の新たな旅立ちを見送る会が行われました。

当日はとても沢山の方が来て下さり、お花をくださり、
お父さんは本当に幸せ者だと感じました。

そして、
お父さんがどんな相手にも
同じように誠実にまっすぐ向き合って来たこと、
私たちと同じように、
多くの人が、お父さんのことを想いこの先も
忘れないでいてくれること、を目で見て感じることが出来ました。

それから なんと、
私が家族代表として生意気にも挨拶をさせていただいたので、
来られなかった方々に向けて
その文章をここに載せさせて頂きます。

本日は皆様、お忙しい中
戸井十月の為にお集まり頂き、誠にありがとうございます。

父が旅立ってから、母が偶然インターネットで見つけた父のインタビューの一部をここで読ませて頂きます。

「人間って所詮死ぬ存在です。
人間にとって唯一平等なのは、
いずれ死ぬ存在であることです。
人間、いつかは死ぬ。
金持ちであれ、権力者であれ、
その事実からは逃げられない。

死に至るまでに人間の価値を何で測るのか。

お金を残してもしょうがない。
死ぬ一瞬に誇れるのは、
いろいろな経験や旅をして、
風景や出会いの記憶がどれだけ体の中に蓄積され、
実体験が体の中に残されるか、ということでしょう。

それと、どれだけ人間のネットワークがあるか。

もちろん家族も含めてですが、
人間のネットワークの財産がどれだけ作れたか、だと思う。

仲間がどれだけいるか、
それが大きな価値判断であり
財産になると思っています。

僕は借金があって貯えなんてないけれど、自信があってなんとかなると思っているのは、たくさんの仲間がいること。

いろんなジャンルに人間のつながりがあれば、なんとかなるものです。」



私自身、父のこの言葉が全ての人に当てはまるとは思っていません。

しかし父は本当に、このインタビューの通り、頼りになる沢山の仲間と、父の体感した素晴らしい世界と、諸々の借金を残し、また旅立っていきました。

自分のやりたいことを何としてもやり遂げて、
なおかつそれを仕事にしてしまう。

自分の夢のために、周りの人たちを引きずり込む。

私は幼い頃から、父のその姿を尊敬しつつも、自分の美学の押しつけではないか?と反発する一面もありました。

しかし、癌になってからの父を見ていて、この人は本当にすごい人なのかもしれない...と、
思うようになりました。

とにかくへこたれない、あきらめない。

何が起きても、相も変わらず自分の生き方に人を引きづり込みつづける。

ずっと留守番ばかりだった私たち家族は、この2ヶ月、父の最大の難所を超える冒険に
みごとに引きずり込まれました。

私たちは無我夢中で、
冒険のサポートに徹していました。

戸井十月の、
怖いくらいの生きる力と、
周りを巻き込むオーラを実感した日々でした。

そしてそれは、確実に私の体の中に残る、素晴らしい経験でした。


今まで、いろんな形で迷惑を被った方も少なくはないでしょう。

でも、父の不思議な魅力に惹かれずにはいられなかったのも、事実だと思います。

生の悪態を聞くことは出来なくなりましたが、
どうぞこれからも、
憎らしくて愛らしい戸井十月のことを
時々思い出して下さい。


本日は本当にありがとうございました。

2013年8月25日
浅野紅子 戸井十月家族一同


式は、お父さんの友人の皆さんを代表とする、
スーパーチームのおかげで
とても素晴らしいものになりました。

当日、式に参列して下さった方々、
お花やメッセージを下さった方々、
色々な方面から、
父や、私たち家族を支えて下さっている方々に本当に感謝します。


それと、私自身、
自分の友達の暖かさに支えられています。
いつもありがとう。

主直なところ、実感もなく
ふと現実に気付くと

さみしくて、お父さんに会いたくて
どうしようもない時もあるけれど、
旅立つ準備をした約二ヶ月半について
私たち家族、ただひとつの後悔もありません。
いままでこんなに頑張ったこと、無かったかもしれない。


この先もまだ 
とにかく生きてかなきゃいけないし
だから、
いろんな事を体で感じながら
誠実に、人や出来事と向き合って生きていきたいです。

父さんはもう自由になれたから、自分の好きなことばっかやってるだろうけど、時々は私たちのことも見てくれてる と信じて。

いってらっしゃい お父さん。

Hasta la vista!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・

以上である。

いい娘さんを持った人だったな、、

それと借金のことに触れていることに
リスペクトする。

ただ、誇れるのは「風景と出会いの記憶」か、、
微妙に、なんかわたしの死生観とは違う、、



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