折れない心=レジリエンス日記「これからが今までを決める」1991年から25年にわたるC型肝炎と乾癬の闘病を、そして2010年の直腸がんをと、その三病を完治させた楽観主義者の自立ノート

身体「毎日1兆が生滅する60兆の細胞」の司令塔こそ、究極の主治医と見なして、アッパレ!100歳をめざし三病息災・健康長寿をもくろむ、具体の内部生命論です★
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Amazonレビュー下書き01

わたしは8年くらい前から、作家宮本輝さんの公式サイトに参加しBTCという掲示板に、ときどき書込みをしている。直近の書込みで、その「ひとたびはポプラに臥す」の長いレビューを書く、と宣言していた。10年以上、その本の書込みがなく、それはいかかがなものか、と思ったことと、何がしか、輝先生の恩に報いたいとも思っての宣言でもあった。

それと、この「ひとたびはポプラに臥す」は新宿図書館が廃棄図書としてあったので、そっくそのままいただき、犬の散歩のときなどに読んでいる。決して侮ってはいない。散歩のときの本としては、かなりよく親和する。リズムが合うのだ。アンダーラインもバシバシしているので、読み直しの橋頭堡になり、心地が良い。

そこで、レビューの書き込むにあたり、下書きの場に、このブログを利用することにしよう。以下はその下書き、になる。

1.宮本輝さんたち一行は1995年5月25日から40日間かけて、西域、その南山街道を走破した。輝先生の目的ははただ一点「五十歳で長安に入った鳩摩羅什が、いかなる生活をおくりながら、超人的ともいえる膨大な仏典翻訳活動に邁進したのか、、、」その動機を知りたいという関心にあった。それを北日本新聞社が支援して、始まった旅行記である。したがって写真が秀逸なのは、その新聞社のカメラマンが同行しているから、できた技なのだ。

2.さて6700kmの長旅の間、絶えず不思議な虚しさにあった、と輝先生はいう。そして「まだ正確に分析できないでいる。おそらく、生涯、あの虚しさの理由は言葉にできないような気がする」という。私は、正直な感想と受け止めた。仏塔などの遺跡に、興味を示さない輝先生なのだが、その気持ちは私にもあり、すぐ感情移入できた。はたして22年たった2017年の今、輝先生はあの旅をどう思われているだろうか。

3.こと宮本輝さんの本に限ってだが、わたしは自分の経験に引き寄せて、考えてしまう。この本にしても、感想の前に、まずは自分の体験、1999年の秋、米国の西部1900kmを、1週間かけてバイクで走破したことが重なってしまう。無論、C型肝炎の自分が一人でできたわけではなく、ツァーに参加させられただけ。誘ってくれた先輩は直前になってバイク事故で不参加、、なんだよーという感じで、迎えたバイクツーリングだった。その時の写真を見てもわたしの顔は肝臓病患者そのもだった。そうした辛い長旅を「ひとたびはポプラに臥す」に重ねて、感慨にふけってしまうのだ。

4.まずはじめの感想は、水と食べ物と排便環境の艱難辛苦であり、NHKのシルクロードのドキュメンタリーなど絵空事のように感じた。食べ物に、生活用水の悪臭が醸し出してくるのだ。さもありなん、日本のような流れる水はないのだから。原子炉廃棄物と似て、下水溝のない水洗トイレのような地帯が西域なのだと感じた。清潔は、砂漠の熱さにあるだけだ。

5.便所の話のところで、板橋の花火大会で体験した、ささやかなこの世の地獄、とことん汚れた公園の公衆便所を思い出した。肝臓病患者など西域に行ってはならい不安全地帯にほかならない。「シルクロードというものをロマンチックに伝えやがったのはどこのどいつだと怒鳴りたい気分です。」これは輝先生の本音だ。

6.小林秀雄の徒然草のことや、輝先生の断想がちりばめられ、心に響くものが多々あるが、とりわけある少女の描写が響いてきて、心のおりのように沈殿している。。それを転記して①の感想を綴じたい。74~75頁にある。

「どのくらい尾根と谷を超えたかわからなくなったころ、静まりかえった村に入った。黄色い土壁と瓦屋根の農家には、ニンニクとトウモロコシが干してあり、洗剤で洗ったことは一度もないのではないかと思えるほどに黄ばんだ下着が紐に吊るされ、その下で女の子がひとり遊んでいる。

木の枝で庭の土に何かを描き、ひとりごとを言いながら、ときどき洗濯物を見上げる。そしてまたしゃがみ込み、土に何かを描く。

村には、女の子以外、人の気配はない。

私は車の窓から振り返って、その七、八歳の女の子を見つめた。女の子は洗濯物と話をしていたのだった。

誰もいない村の昼盛りのなかで、洗濯物と会話する少女、、、。」


わたしの心に、映像のように広がり、消えることはない。この本を象徴するポプラととともに、、、


以上、ひとまずAmazonレビューは、これで行こう。。
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