わが動的平衡とレジリエンスの思索日記

直腸がん、C型肝炎が完治し、これからが今までを決める、、という身の処し方を綴る
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作家宮本輝&行定勲監督の対談

NHKEテレの作家宮本輝&行定勲監督の対談を見た。前半は作家の仕事場であるご自宅、後半は監督のベース基地の熊本だった。
宮本輝という作家が、いかに一貫しているか、まざまざと知る思いだった。実は、数年前にもEテレでインタビュー形式で応える番組があったが、導入部分で、文学の師、池上義一氏が「小説の冒頭の文章を削る」話、母親が睡眠薬で自殺をはかって病院に担ぎ込まれたとき、宮本輝本人は(病院に行ったら母死んでしまう)と思い込み、自宅の押入れのなかで井上靖の「あすなろ物語」を読み続けていたこと等、ほぼ話す内容の骨子は同じだったのだ。

そこで久々、その公式サイトにこう書き込んだ。

みなさま、こんにちは、ものすごく、久しぶりに書き込みます。
行定勲監督との対談、二度、わたしは観ました。
文学の師、池上さんのこと、押し入れで読まれた「あすなろ物語」のお話のこととか、数年前に、同じNHKで輝先生が話されていたことを思い出しました。あらためて、先生の創作の根っこにある出来事なのだと感じていました。

また、お話を聞いていて「人はいかに気づくかどうかが大事だな」とつくづく感じて、、わたしの場合、弟子が師を破門してしまうまでには至らなくても、遠ざかる所業は容易にしやすいタイプだな、と感じておりました。

あと監督に短編の映画化をゆるされたとき、何故か、昔、輝先生がここを訪れる人たちに、短編小説を書いたら見てくださるという、あの話を思い出しました。行定勲監督の眼からワクワクとした歓びの光を感じました。その映画は、必ず観ると決めました。

今、「ひとたびはポプラに臥す」を読んでいます。1995年5月25日に旅立たれたのですね、2010年5月25日に直腸がん手術したものなので、5月25日という日付に反応してしまいました。自分に引き寄せて読む癖は、どうにも治せません。なので遅読まま、少しずつ読むつもりです。


追記、、2007年に「青春と読書」に載った「短編を書く楽しさ、恐さ」と題する宮本輝さんのインタビュー記事を、長いが、以下に掲げておきたい。師弟の対話の機微が垣間見える話だ。

一九四七年生まれの宮本輝さんは、今年還暦を迎えるとともに『泥の河』で作家デビューしてから三十年を迎えました。それを記念して、単行本未収録の「スワートの男」を含めて短篇作品全三十九篇を収めた『宮本輝 全短篇』(上下二巻)が刊行されます。
宮本文学における短篇小説の位置づけ、また三十年にわたる作家生活を振り返って、あらためて文学について語っていただきました。


 「あとがき」でも書きましたが、短篇を書くのは好きなのですが、同時に短篇を書くことの恐ろしさを知っているつもりです。短篇は、書き始める前から先が見えないんです。普通は、長篇のほうが先が読めない段階から筆を起こすというふうに考える方が多いかと思いますが、ぼくにとっては短篇のほうが先が読めない。もう一ついえば、先が読めて書き出して書いた短篇というのは、出来がよくない。
 短篇を書くのはある種の恐怖が伴なうんです。長篇は体力的になかなかしんどい仕事ですけれど、短篇は精神的に非常につらい作業です。だから、短篇の依頼を引き受けるのは、かなり勇気が要るというか、度胸が要るというか。自分のなかに今書きたい短篇が何もないのに、短篇を書かなきゃいけないときは苦しくて、その苦しみは長篇よりもはるかに深い。それだけ短篇というのは難しいものだと思います。
 それから、長篇の場合は途中にいろいろな起伏や緩急というものがどうしても必要になる。緊張感ばかりで長篇を引っ張っていくことはできないし、読むほうもそれではしんどい。どこかで、「緩み」や「ダレ」というものも要るんです。長いこと小説を書いてくると、一種職人的に、その呼吸というのはわかってくるものなんですけれども、短篇というのはそれができない。ボクシングでいうと、一ラウンド三分間ラッシュし続けるみたいな、そういうものだと思います。
 そうした短篇の難しさ、大切さを最初にぼくに教えてくれたのが「わが仲間」という同人誌を主宰していた池上義一さんでした。ぼくが池上さんと初めて会ったのは二十八、九のころで、ちょうど『螢川』をこねくり回して書いていたときです。池上さんが、「いっぺん書いたものをあれこれいじくり回すよりも、別な新しいものを書け、どんどん新しいものを書いていったほうがいい。宮本君、この『螢川』はちょっと置いとこう、寝かしておこうよ」と。
 それで心機一転して、『泥の河』にとりかかって書き終えたわけですが、そこでようやく少し文章がわかったというか、抑制や省略するということ、ここは書きどころだ、ここは書きどころだけど書いちゃいけないんだとかという呼吸法みたいなものが、つかめた気がしました。だから、もしあのまま『螢川』ばかり書き直してたら、永遠に先へ進まなかったでしょう。池上さんは、ぼくの性格も含めて、ぼくの能力や持っているものを非常によく見てくれていたんですね。

その池上義一さんから、「最近、ほんとうの意味での短篇作家がいなくなった。みんな三十枚で書けるものを三百枚に水増ししている。だけど、宮本君、小説家は三十枚の短篇を書けるようにならなきゃ一人前じゃない。百枚で書こうと思うものを三十枚で書くんだ。三十枚で書けるものを百枚にするなよ。それで宮本君、プロの作家になれたらな、三十枚の短篇が書ける作家になるんだぞ」っていわれたんです。

脳溢血のDさんのこと

今夕、Dさんが脳溢血で緊急入院したという知らせが入った。先週15日の日曜午前中に、元気な声を聞いていただけに、メールを見ても、にわかには信じられなかった。Dさんは、わたしの地域の、ある意味リーダー的な存在で、、愚直、ひたむきな人だ。

病院に駆けつけた木村氏に、確認の電話をした。出血が止まったかどうか定かではなく、余談はゆるさない状況が続いていた。木村氏は、奥さんと会い、病室に入った。お子さんは女の子で、まだ小さい、この4月に小学1年生になる、、涙が出た、と知らせてくれた。

この試練をどうとらえたら、いいのだろう。いまは、その意味が、、まったくわからない。なんの落ち度がD氏にあったというのだろうか、、と問いたくなる、、

いや、落ち度は、あるな、、肝炎と直腸がんと二つの大病してきた目から見ると、Dさんは自分の身体をケアしなかった落ち度は、やはりあるな、用心が足りなかったと思えてきた、、さいさん励んできた自家薬籠中の、無意識を整える力を省察していれば、この事態は回避できたのではないか、、と。

Dさんは50歳くらい、どうやら日常の血圧180くらいあり、降圧剤は服用していなかったようだ。このところ頭痛が続いていたらしく、十分兆候があったようだ。無意識から意識への働きかけはあったはず、、気づきの有無、、結局は医者に行こうとしていなかったことが、この事態を招き寄せた。

看護師の家内に話すと、24時間たってこうした状況だと回復は厳しい、、と言っていた。

Dさんは、水面上の、意識の世界に出られず、あつい氷がはられた水面の下、無意識の世界に、今、いる。

あえて、、きっと、そこには光が見えてくるはずだ、、その暖かい光がある方に近づいていって欲しい。どうやって、、自家薬籠中のオールを使って、漕いでみて、欲しい。

たまたまだが、26日のその時間、私は沼袋の依頼人宅で、遺言公正証書の作成に立ち会っていた。依頼人の二人の子は、脳溢血で倒れている。部屋にその遺影があり、なんて無情なのだろう、非業なのだろう、と見つめていた。

人生は、無意識の知らせに気づくかどうか、、とても重要になる。

前野隆司「無意識を整える」を読んだ

1.前野隆司「無意識を整える」を読んだ。武田鉄矢さんがラジオで取り上げていて、興味をもち、図書館から借りて読んだのだ。副題に、「身体も心も運命も なぜかうまく動き出す30の習慣」とある。
また見開きの言葉に「無意識は意識より先に、わたしたちの行動を決めています」とある。それを前野教授は「受動意識仮説」と名づけている。

私見だが、、整えることは意識だから、「無意識を整える」というタイトルは妙だ。。ただ、それができたら、鬼に金棒だろう。副題に30の習慣とあり、4人の対談から導き出されている。そのを列挙しておきたい。

合気道の藤平信一(1973生、東工大)さんとの対談
1無意識に入るまで「型」を繰り返し稽古する。
2プラスの言葉を使い、プラスの記録をつける。

3不安を感じたら、フッと息を吹いてマイナスの観念を吹き飛ばす。
4心と身体を一つに用いる「心見一如」を心がける。
5自然で安定した姿勢を理解し、実践する。
6臍下の一点に心を静め、深くて静かな呼吸を行う。
7「集中」」はするが「執着」はしない。

浄土真宗の松本紹圭(1979生、東大)さんとの対談
8念仏を称える。コーリングを聞く。
9自分の存在を「ご縁」で成り立っていると認識する。
10感情を手放し「○○の感情が湧いてきたようだねえ」と客観視する。
11毎朝、「今日が人生最後の日だったら何をするか」と考える。
12呼吸や身体感覚に意識を向け「今、ここ」にいるようにする。
13必要最小限のものだけを持ち、シンプルに過ごす。 
14掃除をしたり、ものをあるべき場所においたりして環境を整える。

15真剣であっても深刻になりすぎず「これでいいのだ」と思う。

「森へ」の山田博(1964生、東北大)さんとの対談
16委ね、手放し、まかせる。
17ゆっくり歩き、ゆっくり話し、ゆっくり呼吸する。
18感覚を鋭敏にして開き、考えずに感じる。
19わかろうとし過ぎず、わからないままにしておく。
20漠然とした思いつきに名前をつけ、忘れないようにする。

21一点を注視するのではなく、ワイドアングルビューで視る。
22「森だったらどうするだろうか」と考えてみる。
23森に行く。

循環器科内科医の稲葉俊郎(1979生、東大)さんとの対談
24子どもの頃に考えていた根源的な問いを思い出してみる。
25古来の伝統や学問に親しみ、その本質を再発見してみる。
26美や芸術に触れ、道を究め、人間性を深める。
27「みずから(自ら)」と「おのずから(自ずから)」のあわい?を感じてみる。
28宇宙の視点と顕微鏡の視点を行き来してみる。
29自分の体や心と対話してみる。
30自然と触れ、自分がその一部であることを感じてみる。

以上、こうして並べてみると、対談のお相手はお若い、内容は似たような部分もあるが、趣きは微妙に違い、面白い。
わたしの自家薬籠中の「無意識を整える」方法に、引き寄せてみて、、わからないことに名前をつけること、これはすこぶる合点がいった?

ひとまず最後の診察を

1.先週19日の木曜日は、国府台病院でハーボニー投与終了から48周目の検査だった。朝食ぬきで、10時半に病院に到着した。この日は、採血→骨密度検査→エコー→診察の手順であり、何ら体の不安はなかった。

2.まず、いつものとおり採血室へ、看護師の吉田さんがおられたので、すぐ挨拶した。3月末で退職されることを知っていたからだ。私の次回検診は4月以降とわかっていたから、今日がお別れという思いがあった。吉田さんは八戸の出身の方で、、知り合いに何人か八戸や青森の人がいるので、顔の表情とか、なんとなく共通したものを感じていたし、、

3.なんといっても2015年7月初めて国府台病院に行ったとき、驚きの体験が印象に残っている。昭和っぽい古い病棟で、精神疾患の人々がいるとも聞いていたし、なんだかおどろおどろしい病院だった。医療事務の人々は、書類の山の中で、てんてこ舞いしていた。新しい病棟への引越し前夜だったから、そういう光景だったのかもしれないが、黒澤明監督の映画「生きる」の舞台、戦後の市役所のような光景と重なって見えた。なんじゃ、ここは、滅入るな。

4.それでも、溝上先生の診察は新しい病棟だったのは、救いだった。しかし、採血室はまだ古い病棟にあった。私の精密な血液検査を、こんな採血室でやるのかと、正直思った。そこにおられたのが吉田看護師さんだった。トラブル、、採血の試験管に貼るラベルの装置が故障していて30分近く待たされた。その装置は新しい装置だと言っておられたが、私には古く見えた。例えばNTT病院では、こんな装置は使っていないと思ったのだ。新しい病棟になって、今もその装置はあるが、不信感は拭えないな、、

5.ともあれ、吉田看護師さんとは、これが最後だなと思い、握手した。ホントは感謝の気持ちでハグしたいところだったが、、

6.エコーのとき、是永先生に「ミルク紅茶を飲むと、膵臓の画像が鮮明になると、NHKテレビでやっていたので、今から飲んでいいですか」とたずねたら「田中幸子先生の研究ですね」と言われ了解していただけた。その画像を見たが、どれほど鮮明になったのかは、素人にはわからなかった。けれど、次回もミルク紅茶を飲むつもりだ。

「ミルク紅茶 膵臓エコー」で、検索すると、大阪府立成人病センター検診部 田中幸子部長の説明として、こうあった。
膵臓は超音波検査では観察し難いとされている。また、通常の10分程度の腹部超音波検査では、肝臓、胆嚢、総胆管、膵臓、脾臓、腎臓など多くの臓器の病変を検査するため、たとえ膵臓の一部が見えなくとも検査が終了となる場合もある。そのため、開発したプロトコールでは、検査技師は一定の時間をかけて膵臓のみの検査をすることとなっている。また、膵臓を膵頭部、体部、体尾部、尾部の4つの部位に分けて精査し、あらかじめ撮る画像も決めている。そのため、撮りこぼしのリスクがないという。超音波検査の際はデンタルチェアのような椅子に深く腰掛けさせる。そのことにより、肝臓が下がり、また腹部の筋肉が弛緩され、膵臓の観察もしやすくなるという。また、特に超音波で検査が難しい胃の裏側にある膵尾部については、検査中、検診受診者にミルクティーを飲んでもらい、胃内のガスによる干渉をなくして描出するなどの工夫も行っている。 

7.12時すぎ、村田先生の診察で、骨密度は同年齢の平均値より上に位置してると知らされた。定点観測、これから毎年1回はやっていこう。あとはなんの問題もない検査結果だった。

8.大切なこと、再び、新たなC型ウィルスが身体に入ると、たちまち肝臓に寄宿し肝炎化することが、チンパンジーの実験によって確認されていると、村田先生は言われた。

昔、飯野四郎先生の講演で「C型肝炎ウィルスは比較的感染しやすいウィルスであり、すぐに排除できる人と肝臓に棲息しやすい人に分かれる」という話をされていた。だとしたら、SVRになった私たちは、再び侵入されないように、これからは感染症全般にわたって十分、注意しなければならないだろう。私見では、歯と口腔ケアは大事ではないか、と思っている。

9.ともあれ、SVRは確実.だな、と感じた。すると村田先生は「C型肝炎治療の研究は終焉した、これから、わたしはB型肝炎にフォーカスする」という話をされた。3月末で国府台病院を辞めて、次の道に転身されることを知らされた。4月から那須にある総合病院に、毎日東京から新幹線で通われることになる。「C型肝炎とともに去りぬか、、」という言葉が浮かんだ。

うがった見方だが、溝上先生の後任はK先生になったわけで、村田先生はその後塵をはいすることになったのでは、、心を揺らす複雑な思いがあったのではないか、、つぶやくように「いつまでもペイペイのままでは、、」と言われた。心にささった。大小を問わず、組織にいれば、思い浮かぶ言葉だからだ。

この病院は優秀な肝臓病専門医が集まっているメッカなのだから、ポストにつくのは大変なものがあるのではないか、、だが、こうした先生がたが参集していたからこそ、現実に、わたしたちはC型肝炎を克服できたのだ、とつくづく思う。

次回6月6日の診察は、お若い青木先生にしていただく予定だ。レスポンスの速い先生で、2015年10月、わたしのハーボニー助成の診断書を書いてくださった医師だった。もしかすると、溝上先生の秘蔵っ子といったポジショニングなのかもしれない。、

診察室を出る際、去年SVR達成したときに継ぎ、今ひとたび、村田先生に力強く握手していただいた。一期一会の余韻を感じながら、、

25年の節目、雑感

1.先週火曜日、新宿歌舞伎町の「車屋」でランチを食べた。前の会社の同僚、川瀬氏と15時すぎまで、そこで話した。しゃべり足らず、新宿プリンスホテルのB1で、16時半まで話した。

歌舞伎町のコマ劇場の北側に「車屋」はあるが、お客は年配層の男女で、席はほぼ満席になっていて、いささか驚いた。料理は少量ずつ様々に出てきて、楽しませてくれる。人気がある理由がなんとなくわかる。

「車屋」のロビーで何度か話したことがあるミナト氏は、「車屋」の常務になっていて、新宿にはいなかった。なぜか、ミナトという名前をオボロゲに記憶していて、たずねたのだ。やぁ、立派になったんだなと感慨深いものがあった。

2.わたしの場合、1991年8月21日の夕方、かかりつけ医に電話し、C型肝炎とわかった。「倦怠感の原因がわかって良かったじゃないか」と医者に言われたが、、なんでオレが不治の病いに、、と奈落の底をみた感じがした。
その夜は、川瀬氏と「車屋」で宴する約束をしていて、、しかも私のおごりだった。返礼だったと思う。二人とも、気分は暗かった。それから25年がたち、C型肝炎ウィルスは消えた。川瀬氏はとうに忘れていたが、今日のランチは、私には大団円の宴だった。

3.川瀬氏は父親の遺産相続で、兄弟間の確執が尋常でなく、郷里に対する愛着は稀薄になってしまったようだ。母親の言動が「恩きさがましい」と言っていたことが、心にささった。母親はかなり前から徐々に認知症になっていたらしいが、様々な文書を大事に保存していて、それが兄の目にとまり、確執が始まったのだろう、、と想像した。

4.訃報を聞いた。同年代で、私たちがいた会社を1992年、早々に退職して、霞ヶ関ビルの中に会社を立ち上げた渡辺一三(私の記憶の中の名で実名かどうか不明)さんが、癌で亡くなっていたのだ。が、会社は存続した。後任の社長は知らない。渡辺さんの四半世紀は、満足した人生だったろうか?ペコペコと、よく頭をさげる光景が浮かんできた。そのストレスが癌を呼び寄せたのではないか、、

5.分かってはいたが、、C型肝炎治癒の大団円を喝采してくれる他者は、、いないのだと感じた。同じ患いをしたものでないと、共感をもとめても仕方がない。

だが、、それでいいのだ。

ハーボニーのニセモノ

1.ハーボニーのニセモノが出回っいるようだ。検索すると

奈良県内の薬局チェーンでニセのC型肝炎治療薬が見つかり、厚生労働省などが、注意を呼びかけている。

 見つかったのはギリアド・サイエンシズ社が販売するC型肝炎治療薬「ハーボニー」の偽造品。厚労省などによると、今月、奈良県内の薬局に、異変を感じた患者から相談があり、発覚。県内3か所から5つの偽造品が見つかったという。正規品は、だいだい色のひし形だが、偽造品は色や形が異なっていたという。

 これまでのところ健康被害はないということだが、厚労省などは、偽造が疑われる場合は服用せず、医療機関などに相談するよう呼びかけるとともに他にも出回っていないか調べている。


2.わたしの場合、ハーボニー治療は国府台病院で、院内処方であり、かつ分包で出された。ニセモノが混ざる余地はなかった。これ以上の安全、安心はない。飲み忘れのリスクがあるだけだった。

3.平成28年末までに、ハーボニー治療を76,000人が終えたようだが、またまだこれからが本番になる。だから必然的にニセモノも、これからは外見から見分けがつかない、巧妙なものになるだろう。お気を付け願いたい。

4.以前、クスリとしての製造方法は、他と比べそれほど難しいものではない、と聞いた記憶がある。ジェネリックは作りやすいのだ。けれど、正規のギリアド薬かどうか、、私たちは確認した方がいい。

このような注意喚起は、バンバンさんがよく発信されていたが、、及ばずながら、気になったので記事にした次第。

クロストリジウム ディフィシル誘発性大腸炎

1.入院中の母は病いは、敗血症ではなかった。クロストリジウム・ディフィシル誘発性大腸炎(抗生物質関連大腸炎や偽膜性大腸炎とも呼ばれる)とわかった。通称CDという。

2.これは、大腸の炎症で、下痢を生じる。この炎症は普通とは違う細菌の増殖によって引き起こされ、通常は抗生物質の使用が原因。この大腸炎は普通は抗生物質を服用することで起こる。典型的な症状は、便が少し軟らかくなる程度から、血性の下痢や腹痛、発熱にまでわたる。母の場合、夕方になると39度までになっていた。

3.主治医のN先生は、原因を一つ一つ消去法でやり、残った3つの中の一つだったと。N先生はクロストリジウム・ディフィシル誘発性大腸炎の症状ではないかと、あたりをつけ検査し、大腸を調べ、ドンピシャだった。連休だったので、時間がかかり、申し訳けなかったと言われた。

4.軽度のクロストリジウム・ディフィシル誘発性大腸炎を生じている人の大半は、原因となっている抗生物質の服用を中止すれば治癒するらしいが、そんな抗生物質を、じきに95歳になる母は飲んでなかった。

5.さらに、その症状は通常抗生物質の投与開始後5~10日で起こる。母の場合、抗生物質は飲んでなかったものの三が日にタミフルを一錠、飲んでいた。残っていたので姉が飲ませたのだが、引きがねになったのかもしれない。素人判断は危険だ。

6.症状は細菌が起こす炎症の程度によって異なり、便が少し軟らかくなる程度から、血性の下痢や腹痛、発熱にまでわたる。最も重症な例では、脱水、血圧低下、中毒性巨大結腸(炎症性腸疾患(IBD): 合併症を参照)、大腸穿孔などの生命にかかわる症状が起こるようだ。母の場合は、重症化の一歩前かもしれない。

7.治療法は、、より重症のクロストリジウム・ディフィシル誘発性大腸炎の症例の大半については、抗生物質のメトロニダゾールがクロストリジウム・ディフィシルに有効で、母は、12日あたりから、その薬の点滝注射に切り替えた。

8.ほかの薬には、バンコマイシンは最も重症なケースや薬に耐性がある場合のため、投与はしないと言われた。また、バシトラシンや、体によい酵母菌、サッカロマイセス・ブラウディが必要となる人もいるようだ。

9.この病気の患者の最大20%は再発し、抗生物質による治療が繰り返されると、N先生は強調した。

ともあれ、姉とわたしは、N先生の話から、原因がわかり、いたく安心した。N先生は「今後も、緊急で入院したときは、わたしが診ます」と言われた。そこで、「これから、母の終焉まで、お願いします」と私は言った。母にも、そう言ったよと伝えた。できれば、、次の、4つ目の元号の年をクリアし、100歳までは、生きていて欲しい。

いま、夕方の体温は、37.5度にまで下がっている、

N先生は、7年前、わたしが直腸がんでお世話になった主治医になった古嶋先生・大塚先生のもとで、外科におられたようだ。ただ眼を患い、内科医にかわったと言われた。先生がた三人とも、良い医師だと思う。ここは、いい縁があるかもしれない。

公正証書のこと

1.先月の忘年会で、仕事の依頼があった。依頼人は通称、陽ちゃん。今週あらためて依頼内容を確認した。当初は、公正証書遺言の案内だけだったが、話を聞いて「委任契約、任意後見契約及び死後の事務委任」も作った方がいいと提案して、了解いただいた。

2.陽ちゃんの奥さんの母親が、委任者であり、ゆくゆくは被相続人になる。母親には相続させたくない代襲相続人がいたのだ。相当なトラブルがあった様子。そこで、自筆遺言方式よりは、費用はかかるが、それでも確定判決に近い効力がある公正証書遺言にしたほうがいい、、そう薦めると、陽ちゃんがすぐに、それでいこうと判断した次第。

3.それにしても、なんて脳血管系の病気が続く家族なのだろう。3人いた。実は、陽ちゃんの奥さんも、さまざまな心労が重なり、20015年12月に脳溢血で倒れ、意識不明で入院されている。忘年会でその話を聞いたとき、何度か会ったことがあったので、ショックだった。二つの公正証書は、陽ちゃんが健康であることが大前提になる。

3-1.次女の保育園送りのときに、よくみかけるお母さんに、誰かに似ているなと思うことがあった。今日、陽ちゃんが奥さんの写真を見せてくれた。右目は開いていて、すぐ気づいた、、保育園で見かけるお母さんは、陽ちゃんの奥さんに似ていて、、悲しい気持ちになった。

4.今月下旬に公証役場でなく、母親の自宅で調印することになる。事前に、公証人と20分ほど、打合せ確認した。初対面だが、公証人は元検事、印象はよかった。対話によって、様々な感触が得ることができる

5.今朝、契約文書の原案を作り上げ、昼、パソコン画面を見せながら、趣旨を説明した。紙に出して渡さなかった。プリンターの不具合で、印刷できなのだが、紙にしても、読み返すことはないだろうし、無駄紙になるだけだ。公正証書が手元に残ればいいだけなのだから、、

6.説明が終わり、陽ちゃんから「迅速に動いてくれ、、いろいろとありがとう」と言ってくれた。うれしかった。こうした感謝の言葉は、生きる力になる、、

急性膵炎のこと

健康・闘病本をなんだかんだ読んできた中で、江古田に住んでいて、96歳で亡くなる直前まで、健康を保って生きておられた、三石巌博士を、わたしは一番リスペクトしている。とりわけ、横尾忠則さんとの対談で、ゆで卵を1日5個は食べなさい、は秀逸な栄養指導だった。
その先生の分子栄養学に基づく「メグビーメールマガジン  1月号 Vol.82」をそのまま、転載したい。膵炎は侮れないからだ。

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新年明けましておめでとうございます。
いよいよ2017年が幕を明けました。皆さまにとっても充実した1年になりますことを願っております。本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。
私は雪国でのスタートとなりましたが、皆さまはいかがお過ごしですか?年末から忘年会などイベントが続き、これからまだ新年会などの予定もあり、少し身体に負担を抱えておられる方も多いのではないでしょうか?今月号は、そんな方に膵臓のケアを取り上げてみました。ぜひ、ご覧ください。
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[INDEX]
●NEWS 増えている急性膵炎

●特集 我慢強い膵臓を労わろう!その働きとケア対策

●コラム 酒に強いとは?

●お知らせ インフォメーション掲載のご案内

●編集部より 「食べ過ぎ、飲みすぎ」時の対処法

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●NEWS
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増えている急性膵炎

年末年始のイベントでの飲食の機会が増えるこの時期、肝臓と同様に悲鳴をあげているのが “膵臓”です。特に目立つのがアルコールの過剰による急性膵炎で、30~50代の働き盛りの男性に多く発症しています。これは、短期間にアルコールの量が増えることだけでなく、日常的なアルコールの摂取習慣(常習的蓄積、慢性的な炎症)があることが発症リスクとなるようです。

膵臓は、食べ物を消化するための消化酵素を作る臓器ですが、その消化酵素によって自らが消化されないために消化酵素を非活性の状態で消化管に届けています。しかし、アルコールの過剰や食べ過ぎなどにより膵臓に負担が掛ると、消化酵素が膵臓内で活性化し膵臓自体が消化されて炎症を起こしてしまうのが膵炎の病態です。日常的にアルコールの摂取習慣がある方や高カロリー傾向の方で、この時期イベントを抱えている方は特に要注意です。一度発症すると、完治も難しい病態ですので、十分に気を付けて、膵臓を労わってあげましょう。

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●特集
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我慢強い膵臓を労わろう!その働きとケア対策

臓器の中でも、あまり目立たない、話題にあがりにくい膵臓ですが、体内ではとても重要な2つの働きをしています。

(内分泌機能)炭水化物・脂質・タンパク質の分解に関与する消化酵素 (アミラーゼ・リパーゼ・トリプシンなど)を含む膵液の分泌
(外分泌機能)
血糖値の調節に関わるインスリンやグルカゴンなどのホルモンの分泌

肝臓と同じく、機能の大半以上のダメージを負って初めて症状が現れることから、沈黙の臓器といわれ、病気が発見しにくい特徴があります。しかし、再生能力の高い肝臓に比べ、一度ダメージを受けると再生が難しいことが膵臓疾患の大きなリスクです。正常な機能は、炎症を繰り返すことにより、だんだんと低下(線維化)していきます。

機能が失われるということは、生命の維持が困難になることも意味します。もちろん、消化剤やホルモン剤による薬でのコントロールの方法もありますが、本来の機能のように柔軟な生体反応のフィードバック制御は困難になります。今頑張って働いている膵臓のためにも、十分にケアしていくことが大切です。

[対策]
(膵臓を強化しよう!)
膵臓は、自らが作り出す消化酵素によって自己消化しないために、消化酵素を非活性の状態でつくります。また消化酵素を失活させるタンパク質(トリプシンインヒビター)が存在することや、膵液の通り道である膵管の壁がグリコサミノグリカン(多糖体)の粘液で覆われ保護されていることも、自己防衛の手段となっています。自己消化により炎症が生じるということは、これらの自己防衛機能が低下することが考えられます。

●組織の強化・正常化
膵臓はタンパク質で構成されていますので、良質タンパク(必須アミノ酸の供給)は外せません。また、同時にフィードバックビタミン(B群、C)、ミネラル(マグネシウム、亜鉛、ヨード)も必要になります。膵管壁のグリコサミノグリカンの合成には、良質タンパクとビタミンAが欠かせません。

●活性酸素対策
活性酸素は、炎症を拡大するだけでなく、トリプシンインヒビターを分解するリスクもあります。活性酸素の除去には、ビタミンC、ビタミンE、植物ポリフェノールなどの抗酸化成分の他に、体内で合成されるSOD(活性酸素除去酵素)の材料である亜鉛などが有効とされています。

(ダメージ要因を取り除こう!)
●アルコールはほどほどに適正な飲酒(日本酒なら1合以下、ビールなら中ビン1本以下、焼酎なら200mLのコップ半分以下)を心がけ、飲みすぎた場合には、休肝日を設けることが大切です。膵炎患者は、断酒が必須になります。

●高カロリー・高脂肪食(暴飲暴食)は避ける消化酵素の消耗に影響する他、胆石の発症にも起因します。高タンパク、高ビタミン食が適切です。

●肥満防止
過度な体脂肪は、膵臓への脂肪蓄積にも繋がり機能低下をもたらす他、アディポサイトカインの異常分泌や糖尿病などのリスクにも影響します。肥満の予防には、適度な運動習慣も大切です。

●胆石予防
高カロリー・高脂肪食や肥満に注意することは、胆石を予防するためにも大切です。またコレステロールの代謝に関わるタウリン(メチオニン・システイン)やレシチンなどの栄養素に不足が生じないように整えることも必要です。

●ストレス軽減
ストレスは、酸化ストレス(活性酸素の発生)や自律神経の乱れなどに影響し、身体の機能を大幅に低下させます。ストレスとうまく付き合う他、体内でのストレス応答に向けて、良質タンパク、ビタミンC、ビタミンE、植物ポリフェノールなどの栄養素の補完も大切です。

膵臓は、傷害を受けると回復ができないことから、一度膵炎を起こし治療をして痛みが治まっても、それは改善(元の状態に戻った)ではなく、症状が治まっただけなのです。これを繰り返してしまうと、確実に機能が失われる割合が増え、最終的には非代償期を迎えてしまいます。

まずは、膵臓が正常に機能するために必要な条件を整え、機能低下を生じてしまった場合は、これ以上悪化させないための対策に取り組むことが大切です。ぜひ、沈黙を貫く膵臓に一度目を向けてみてください。

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●コラム
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三石巌の書籍で、現在絶版のため読むことができない物の中から、その内容を少しずつですが皆様にご紹介させていただきます。

酒に強いとは?

酒に弱いといって肩身のせまい思いをする人がいる。だが、心配することはない。たいていの場合、酒に強くなることなど容易である。酒に強いとは、アルコールを解毒する機能の高いことであって、これは訓練によって可能になるからだ。

体内にはいったアルコールは、アセトアルデヒド→アセチルと姿を変え、最後には二酸化炭素になる。薬物代謝とよばれるこの作業は、ご存じ肝臓でおこなわれる。酒が常習になると、アセチルにいたるまでの代謝の時間が短縮する。

酔いの主犯はアセトアルデヒドだから、これがさっさとアセチルに変われば、酔いはこない。これがすなわち、酒に強い人の場合である。

アルコールはアセチルになるとき、ニコチン酸とビタミンB2とを強要する。両者はひっぱりだこの物質だが、酒飲みの肝臓では、これが優先的にアルコールの薬物代謝に使われる。

ニコチン酸やビタミンB2を要求するもろもろの代謝を犠牲にしたとき、酒に強い人間ができあがる。酒に強くなるころ、皮下脂肪は肝臓に移行して、脂肪肝をつくりはじめる。

脂肪肝は肝硬変に発展するから、酒に強いのと弱いのと二種のものが用意されている。

日本人は強い方の酵素のもちあわせが少ないために、よその国の人と比べて酒に弱いのである。

〔三石巌全業績-11 健康ものしり事典(絶版)P143より抜粋〕

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●お知らせ
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◎インフォメーション掲載中
 2016/12/25
 分子栄養学講座上級編にコンテンツ
  「複雑な発ガンのメカニズム」を追加いたしました。
 マイページよりログインいただき、ご覧下さい。
URL:https://www.megv.co.jp/login/web.php?p=kouza4&tpl=kouza4_new

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●編集部より
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「食べ過ぎ、飲み過ぎ」時の対処法

暴飲暴食はいけない、各臓器に負担が掛る、病気のリスクが上がる、、、分かってはいても時にはそんな状況が避けられない時があります。このようなケースの対処法についてご紹介します。

■代謝の遂行
問題の1つに、カロリー、糖質、脂質、タンパク質などの過多による、物質代謝の滞りがあげられます。代謝をスムーズに進めるためには、補酵素(共同因子)であるビタミンB群、ビタミンC、ミネラルなどが欠かせません。中でも、三大栄養素の代謝に関与するビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6の強化摂取は必要不可欠です。

■解毒の強化
アルコールの代謝の際には、アセトアルデヒドという有害物質が生じます。これを無毒化してくれるのが肝臓です。アセトアルデヒドは、2種類の酵素(アルデヒド脱水素酵素とチトクロームP450)によって無毒の酢酸に代謝され、さらに水と二酸化炭素に分解されて体外に排出されます。この代謝の共同因子はビタミンB群やビタミンCですが、特にビタ
ミンB1、B2、ナイアシン(ニコチン酸)が多く消耗されますので強化摂取がお勧めです。

また、低タンパクだと酵素自体の生産量が少なり、さらにそれぞれ亜鉛や鉄を保持する酵素であることから、日常的に良質タンパク、亜鉛、鉄の不足には注意しましょう。解毒機能を高めることは、アンモニアや添加物などの分解にも役立ちます。

■活性酸素の除去
各種代謝の際には活性酸素が発生しますが、特に解毒では多くの活性酸素を伴います。ビタミンCや植物ポリフェノールなどの抗酸化成分を強化しましょう。

暴飲暴食後の急性時には、ビタミンB群、ビタミンC、植物ポリフェノールを摂取することで対処できます。もちろん栄養を摂っていれば100%身体に負担にならないということではありませんが、そのリスクを最小限に抑えることには役立てます。

これからお正月料理や新年会が続く方、また日常的に食べ過ぎ飲み過ぎてしまう方などぜひ実践してみてください。
(お勧めの製品:メグビーミックス、メグビーB、メグビーS)

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母のこと、

1.昨夜、姉から連絡があった。このところ94歳の母が熱が下がらない、と疲れきった声だった。そのとき、たまたま叔父の姻戚関係にあたる、母と同い年の、大船のおばさんの話になった。敗血症で入院していたという。一人暮らしされているが、お隣さんがお医者さんで、敗血症ではと、入院の手続きをしてくれたと。

2.にわかに、母も敗血症では?と思い始めた。原因や症状を調べると、こうあった。

敗血症の原因
細菌、ウイルス、カビといった微生物が体内に侵入して感染症が引き起こされると、体の免疫機能が働いてこうした微生物を排除しようとします。例えば風邪を引いたときに熱が出たり、のどが腫れたりするのは免疫が活発に機能しているためです。

免疫反応のひとつに、全身の炎症反応があります。炎症反応は微生物に対抗するためのものですが、これが強すぎると自分自身の体にダメージを与えます。敗血症は、強すぎる炎症反応によって心臓や肺、腎臓などの臓器が障害を受ける疾患です。重症の敗血症は生死に関わり、集中治療室での治療が行われます。

敗血症は「高齢者の疾患」ともいわれています。敗血症患者の約60%は65歳以上、さらに、敗血症が原因で死亡する人の80%が65歳以上といわれています。敗血症が高齢者に多く、重症化しやすいのは、免疫機能の低下と関係があると考えられています。

敗血症が疑われる症状

敗血症は感染症から始まります。感染が起きると微生物が作る毒素や免疫反応によってさまざまな症状が現れます。次にあげるのは敗血症が疑われる代表的な症状です。

38℃以上の発熱
36℃以下の低体温
脈が速い(毎分90回以上)
呼吸が早い(毎分20回以上)
意識の状態が悪い
全身がむくむ
普段よりも血圧が低い
手足が異常に冷たい

この内、2つ以上に該当する場合は注意が必要です。


3.母は、3つくらい該当していそうだ。

今朝、NTT東日本 関東病院に電話して、緊急センターで対応してもらえることになった。ここは、ホスピタリティがしっかりしている。電話に出られた看護師長さんの受け応えも、テキパキとして、印象が良かった。

母は初診だが、わたしは2010年5月、この病院で、直腸がん手術をした。ステージ3Bだったが、6年半が過ぎ、転移はなく、完治した。めぐり合わせ、、大塚先生という担当外科医の腕が良かったことは確かだが、病院全体の環境が良く、配慮の機微があって居心地は良かったのだ。

そういえば、直腸がんの術後1週間で退院の予定だったが、その直前に発熱した。もしかすると、大塚先生は敗血症を心配したのかもしれない。幸い、熱は1日でさがり、入院14日間で、退院した。関東病院に感謝している。

12:30 姉から連絡があり、母は緊急センターで、検査してもらっていると。

たまたまだが、担当医師がプライマリ・ケアを行う医師(総合医)だった。よく話す医師で、母がボケていないことを感心していたと、姉が話してくれた。母は、いい先生に出会ったかもしれない。

その先生は、プライマリ・ケアための専門的なトレーニングを受けた人のようだ。患者の抱える様々な問題に、いつでも幅広く対処できる能力を身につけて『何でも診る専門医』を標榜する。FP業界?でいうところのワンストップサービスみたいなものだろう。母はこの際、眼科や皮膚科など病んでいる診療科目は、できるだけ診てもらうように促そう。

肝心の高熱の原因は、肛門に近い直腸が炎症を起こしていて、そこから感染症を起こしている、、そんな話だった。1週間くらいの入院で、回復する見込みだ。ひとまず、姉もわたしも、安心した。

「風の影」の切り抜き

「風の影」のラストは、こう書かれている。

書店の商売は食べていくのに精いっぱいだが、ほかのことをしている自分なんて想像もできない。売り上げは年々へっている。とはいえ、ぼくは楽観主義だから、上がれば下がるし、下がっているものは、いつかきっと上がるさと自分に言いきかせている。ベアは、本を読むという行為がすこしずつ、だが確実に消滅しつつあるんじゃないかと言う。読書は個人的な儀式だ、鏡を見るのとおなじで、ぼくらが本のなかに見つけるのは、すでにぼくらの内部にあるものでしかない、本を読むとき、人は自己の精神と魂を全開にする、そんな読書という宝が、日に日に稀少になっているのではないか、とベアは言う。

風の影を読了した人がいて、きのう、年始メールのやりとりをした。わたしが本の紹介したのを忘れていて、逆にすすめられた、、
どうやらその人は、昨年末10年勤めた大きな法律事務所をやめた。そう余儀なくされたのだが、次のステージがあるわけだから、潮時だったのだ、とみていることだろう。13日からオーストラリアに1ヶ月行っていると。あっちは真夏だ。

Nulbarichは不思議

NEW ERAという曲かな!

Nulbarichという人たちの歌は、英語と日本語が融合していて、不思議だ。
2016年10月にリリースされた、らしい。冒頭だけコピペ、覚えられないので、お赦しあれ、、

Guess Who?

作曲:Jeremy Quartus
作詞︰Jeremy Quartus・Ryo Matsubara

歌詞

Cuz I don’t have enough
No second thoughts
変わらない笑みで you set me free
Good morning to the sun
Let’s go for a walk
気ままに空気ふかせ
今大地の上で

福岡伸一と咀嚼30回の長老

1.点と点をつなぐ、、スティーブ・ジョブズがスタンフォードの卒業講演での言葉だ。忘れていても、よみがえって来る言葉は、人生の本質に触れている、と見る。触媒、編集としての自我。

2.今朝も、そういう言葉に遭遇したかもしれない。
歴史家クリストファー・クラーク「夢遊病者たち」(みすず書店)の特色として、「なぜWhy」よりも「いかにHow」という問いかけを重視すると。その本の副題も、「第一次世界大戦はいかにして始まったか?」とある。

3.直腸がん、乾癬、C型肝炎を発症したとき、いつも、最初の問いかけは、「なぜ、、自分が、、」だった。まだ言葉遊びで、微妙だが、「存在より生成が大切」ということかもしれない。拙速でもかまわない。

精神科医の中井久夫さんは言う。
「観念は生き物であたって、鮮度を失わずに俎板の上にのせることには、ある職人的熟練を要する」と。

4.12月29日の朝日新聞の「福岡伸一の動的平衡」のコラムは、「他の生物を消化するとは」というテーマだった。消化の意味をとらえ直し、以下のように、提示されている。分かりやすい。

食べ物は、動物性でも植物性でも、そもそもは他の生物の一部。そこには元の持ち主の遺伝子情報がしっかり書き込まれている。

遺伝子情報はタンパク質のアミノ酸配列として表現される。アミノ酸はアルファベット、タンパク質は文章にあたる。他人の文章がいきなり私の身体に入ってくると、情報が衝突し、干渉を起こす。これがアレルギー反応や拒絶反応。

それゆえ、元の持ち主の文章をいったんバラバラのアルファベットに分解し、意味を消すことが必要となる。その上でアルファベットを紡ぎ直して自分の身体の文章を再構築する。これが生きているということ。

つまり、消化の本質は情報の解体にある。


5.その解体は、口のなか、咀嚼から始まっている。

6.墨田区に、113歳の後藤はつのさんという女性が、おられる。「ぼけ防止」のために73歳から油絵をはじめられた。畳一畳の大きさ、100号の作品がほとんど、テーマは「子どものころの思い出」、、健康寿命を更新しておられる。

後藤さんの長寿の秘訣は食事。胃や腸がきちんと消化の働きをするように、最初の一口は30回噛む。幼少期に受けた祖父の教えを、100歳から実践している。
食生活は、「朝食は茶わん1杯のおかゆに納豆、温野菜。焼き魚やハンバーグを食べる日もある。昼食と夕食は軽め、カステラやバナナもよく口にする」という。

7.腸内フローラは、口内にも、ある。いずれも善玉と悪玉の割合が8:2?とか、9:1とかがいいらしい。他の生物を解体する上で、何回も良く噛むこと、咀嚼の頻度は重要だと、あらためて、気付かされた。

105歳の安藤久蔵さんの歯は、前歯など抜けおちていたが、歯の治療はしない方針、と聞いた。その分、腸内フローラがいいのだろう、、

鳥みき忘年会でも、歯のことが話題になっていた。身体が縮みだす前哨戦として、歯のトラブルが起きるのかもしれない。

わたしの歯も、だいぶダメージがあるが、これからも、年に2回は診てもらい、歯のケアをしていきたい。

この世界の片隅で

2017年になった。10時に起き、これを書いている。日の出を見に、城北中央公園には行かなかった。たぶん、山本さん一行は、日の出を見ているだろうが、、

昨夜は、21:45から「この世界の片隅で」を見た。昭和20年、嫁ぎ先の姉の子、女の子とともに呉の街で、不発弾によって、その子を亡くしてしまう、本人も右手首から先を失う。二人になんら落ち度はない。そういう出来事が、各地で起きていただろうが、むこの命が、、と。その女の子の笑い声は、わたしの次女に似ていて、身につまされ、悲しかった。

だからといって、わたしの場合、それが「憲法九条を守る」運動とは結びつかない。あの時代も、今も、国家間のパワーバランスはギシギシと音がしていて、、そうそう単純なことでは、ない。重層的に、知恵を働かせないと、平和は保てない。トランプの台湾政策に日本も呼応することも、そうした手立ての一つ、、かもしれない。

2017年から25年間、日本が戦争に巻き込まれなければ、100年間不戦が保たれることになる。この四半世紀の意義は大きい。

昨日、アピカの10年日記を注文し、昼に届いた。紙質がいい。人気なのがすぐ、分かった。日記の出版社と違い、書くことに向く上質なノートの紙だ。

今、2017年と2018年のゴム印を押し終えた。これを3冊、書き上げれば、92歳になる。戦争しない日本が105年間、平和を保っていることになる。

さて、30年後はどうなっているだろうか?、、

はたして、わたしは、生きているだろうか、、

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2006年11月2日から
「持続する志」はいつまでも
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