わが動的平衡とレジリエンスの思索日記

直腸がん、C型肝炎が完治し、これからが今までを決める、、という身の処し方を綴る
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主権在米経済を問う!

麻生新総理の支持率は50%を割り込んでいます。
軽口のような舌下事件も起きて来ることでしょうから、
国会運営は多難ことでしょう。

日本の政治は、自公政権と米国大使館?の
ダブルスタンダードになっている、という事実が
前回記事にした小林興起氏の本
「主権在米経済」から読み解くができます。

その本で小林氏は同大使館のJ・ズムワルト公使と
対談している。

ズムワルト公使は4カ国語ができて、流暢な日本語を
話されるようで、読んでいて相当賢い方だなと伺えます。

ズムワルト公使が一貫して主張していることは
「日米の共通する利害を追及していきたい」という一点あり、

言葉の端はしに「アメリカの要求は正当なものであり、
これを曲げることは決してない」という強い意志が感じられた、
と小林氏は言っております。


(話は、しりきれトンボになっていますが、
テーマが重いだけに、続きはあらためて記事にします。
ただ、小林興起氏のポリシーを単純に賞賛する立場ではありません)

 

米国は既に薬事規制改革を要望していた!

前前回、
 難治性C型肝炎患者としては、年次改革要望書に、
 厚生労働省の医薬品認可が、
 米国と同じくらいスピーディになることを求める!
 そんな要望が盛り込まれたとしたら、
 それは、ありがたい内政干渉といえましょう。


なんて書きましたが、
ナント!米国は、しっかり薬事規制改革を要望しておりました。

米国大使館のサイトにいくと、 「2007年規制改革要望書」がPDFで見れるようになっていて
次のとおり要望している。

米国は、日本に対して、
  承認治験の改善、
  承認審査の迅速化、
  革新性に対する平等評価等、
  製薬業界に関する
  2007年8月の「産業ビジョン」に含まれる数々の提案を
  迅速に導入するよう促す。


米国は、償還価格算定政策によって
革新的な医療機器および医薬品の開発に適切なインセンティブを与えること、
そして薬事規制改革によってデバイス・ラグおよびドラッグ・ラグを解消することを提言する。

さらに、
米国は、日本政府とその諮問機関に対して、医療制度の変更を行う前に、
米国業界を含む業界からの意見を十分に考慮するよう求める。

革新的創薬のための官民対話等、
医療制度改正に関する日本政府との協議に米国業界を引き続き参加させる。
また、研究開発志向型の米国製薬業界の代表を中医協の薬価専門部会の委員に任命して、
海外の専門家の意見を求める。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
米国は、自国の利益のために、規制改革をドンドンしかけてくる様相がはっきりうかがえます。
新薬によって治療が早まることは肝炎患者にとって喜ぶべきこととはいえ、
そこまで迫るかのか、という印象を持ちました。

「はじめの一歩」は米国が踏み出していて、日本は受身で嫌々動き出している感じがします。

東京10区衆議院立候補者になるであろう小林興起氏は、
その著書、 『主権在米経済』 (光文社)の中で、年次規制改革要望書の本質に迫まろうと、アメリカ大使館宛に公開質問状をだされ、在日アメリカ大使館経済担当公使と対談をしている。

次回、その本の話に触れます。
ちなみに、衆議院選挙東京10区は
自民党 小池百合子氏
民主党 女性新人候補(名前を覚えておりませんが、小池氏にとって、あなどれない強敵です)
無所属 小林興起氏
と、この政局を象徴するおもしろい選挙区になるかと思います。

いずれにせよ、小林興起氏の当選の可能性は限りなく低い。
正論の持ち主なのに、悲愴なものがあります。

「おくりびと」のモデル青木新門氏のこと

今日は、友人の母親が80歳で逝去され、その告別式に出ました。
私たちの年代は、これから葬祭が多くなることでしょう。

モントリオール世界映画祭でグランプリを受賞した、
邦画「おくりびと」が話題になっております。 

調べると、北陸の一角、
富山に住む青木新門という納棺師がモデルになっていて、
今般、その方がかかれた物を読みました。

「死をめぐる三つの話」(大法輪閣、1996年)のなかで、
「納棺夫がみた光の世界」という話を書かれている。

以下、気になったところを抜書きします。
・生側に立って、死をいくらみても分からない。
 「死」は、生も死も見えるところに立たないと見えない。

・釈迦は無我の縁起を説いた。
 どうすれば無我になれるかというと、
 結局は帰命、南無しかないわけです。
 (これって一般的には理解するのは難しい話ですが、
 わたし的にはヒントになりました。)
  
・どんなことがあっても、
 平気で生きているということが素晴らしいことなんだ。

・生と死が限りなく接近した瞬間、真実の光に出合い、
 その光に照らされて生が輝いてみえてくる。

・死者の顔ばかりきになるようになりまして、
 そのうちに、亡くなった人の顔というのは、
 なんて美しいんだろうと気づきました。
以上、とりとめのないメモでした。

米国の内政干渉

自民党総裁選は5人に絞られたかんじですね。

内東京の選挙区が3人ですので、麻生氏が地方票をまとめれば、
1回で過半数を超え、麻生氏で決まり、そんな感じがします。

それを出来レースとは思いません。
政策論議が、民主党との差異性を示すことになるからです。

おそらく、財政改革をすすめようとする
与謝野氏の政策が一番クリアなものになると思います。

どんな政権ができるとしても、長い目でみて、
消費税アップは避けて通れない選択肢ですので。
そこを福祉目的に絞るところが与謝野案のキモといえましょう。

あと、思ったこと。
日曜の朝、小池百合子氏を押す議員が、
小池氏のことを「彼女」と呼んで推薦の弁をしていましたが、
彼女と呼称するのはいかがなものか?
ジェンダーを持ち出すまでもなく、間違っています。
小池氏をおとしめている。

さて、さらに思うことは
現在の自公政権のタブーはいくつかありますが、

対米国との関係で
「年次改革要望書」という米国からの内政干渉とも
受け取れる要望を、これから先も、
同じように応諾する政策をとっていくのかどうか・・・

ウィキペディアによると、、

年次改革要望書(ねんじかいかくようぼうしょ)とは、
日本政府と米国政府が両国の経済発展のために
改善が必要と考える相手国の規制や制度の問題点について
まとめた文書で、毎年日米両政府間で交換される。
「成長のための日米経済パートナーシップ」の一環としてなされる
「日米規制改革および競争政策イニシアティブ」に基づき
まとめられる書類であり、正式には「日米規制改革および
競争政策イニシアティブに基づく要望書」
(The U.S.-Japan Regulatory Reform and Competition Policy Initiative)をいう。

裁判員制度や法科大学院の設置や
不正競争の取締り強化などなど、
いずれも「年次改革要望書」から始まっています。

かの郵政民営化も「年次改革要望書」
書かれてあったことです。

ちなみに、マスコミは「年次改革要望書」
論評を避けている感じがいたします。

安全保障の名のもとに、国民に知らしめないカタチで、
戦後の占領政策が続いているともいえなくもない。

かといって、国民新党のように、
米国主導は何でも反対というのもいかがなものか?
米国の干渉をうまく援用することが大事と思う次第。

例えば、
難治性C型肝炎患者としては、年次改革要望書に、
厚生労働省の医薬品認可が、
米国と同じくらいスピーディになることを求める!

そんな要望が盛り込まれたとしたら、
それは、ありがたい内政干渉といえましょう。 

与謝野レター

1日福田首相は突然の辞任表明され、今は総裁選で自民党内はお祭りのような状態になっているらしい。

本命は麻生太郎氏で、対抗馬に与謝野馨氏の名も上がってきている。

ひょっとすると、福田首相は、8月の内閣改造の時点で、辞任を決めていて、
閣内の市場原理主義者を一掃させ、今回の候補者に絞り込まれるような、
シナリオを密かに作ったのでないか、と私は想像します。

世論がこぞって福田首相を激しく批判していても、私は小泉氏よりはるかに、
福田首相を評価します。感謝の気持ちに変わりはありません。

C型肝炎のことだけでなく、例えば、北方領土返還の件も、
水面下で、ロシアとかなり進展した交渉をしていた聞きました。

「せいぜい頑張って」とか、その場の空気として、
言葉は適切でなかったとしても、です。
あそこまで支持率をさげてしまうのは、おかしい。
ポピュリズムに影響されやすい国民なのかもしれません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて与謝野氏の「堂々たる政治」(新潮新書、2008)の中の、
薬害C型肝炎患者の全員一律救済の話です。

「これならいける」という案をまとめ、単身、福田首相に直談判された。
私は、その案文、与謝野レターはとても重要ではないか、と考えます。

3項目にまとめられていた。

1.政府案は裁判所の和解勧告を踏まえたもので、行政府としてギリギりの線である。

2.とはいえ、どの時期に投薬を受けたか被害者の責任ではなく、
 一律救済を求める声は切実である。
 被害者たちの苦しみは一刻も早く解消すべきだ。

3.かつてオウム真理教事件の被害者救済のときに、
 法的根拠に欠ける施策を議員立法で実現したことがある。
 この方法で、党内で検討を求めてはどうか。

として、さらにもう一枚には、手書きで、議員立法の素案をまとめた。

1.で現状把握、2.で国民感情とのズレ、3.解決策の提示という論理になっている。

対して福田首相は、ハンセン病患者の訴訟ときに、官房長官として解決に携わっていたことから、
「わかる」と判断された。

官僚は抵抗を示していたが、福田首相は「黙っていろ」と一喝された、という。

本の行間から、二人には「日本には、昔からずっと心優しき社会を創ってきたのだ」という
共通感覚があったとかんじさせます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
話を最初に戻すと、今度の総裁選できる内閣は、
選挙管理内閣となるかもしれませんが、
その総裁には麻生氏ではなく、
与謝野馨氏になっていただきたい、思います。

今、問われているのは「この国のカタチ」であり、
最高権力者は国家観をどう宣明するかがキモだと。

その点で、「国家は割り勘である」
という与謝野氏の国家観はイメージしやすく、
広がりのある言葉になっている、と思えるからです。
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