わが動的平衡とレジリエンスの思索日記

直腸がん、C型肝炎が完治し、これからが今までを決める、、という身の処し方を綴る
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肝機能データは平穏

最低でも週1回のペースで記事を書く、ことを心がけます。

先週、かかりつけの医院から3月31日に採った血液データの報告書をいただきました。

AST(GOT)29 基準値上限 40
ALT(GPT)43 同上   45
γーGTP  63 同上   80(但し女性は30以下)

と、ぎりぎり基準内におさまっています。

総コレステロール 143
HDLコレステロール 48
中性脂肪 111

と、どうやら、やや肥満状態からは脱却できたようです。

気になる鉄分の残留状態ですが
フェリチン 158 と基準値の上限261を下回っておりました。

医院長は、総じて良い肝機能状態であると評価してくださいました。

難治性肝炎患者の私としても、ウルソの服用だけにしては、良い状態かな?と感じております。

今後も、ウィルス量の多さに惑わされずに、肝機能維持に注意を向けるようにします。

つまり肝炎進行をファンダメンタル主義で考えるということです。
ファンダメンタルとは、基礎的事項のこと


AST(GOT)29
ALT(GPT)43
γーGTP  63 等のデータは、まさにファンダメンタルですね。

いつもの言葉遊びですが、
ファンダメンタル主義なんて命名しておくだけでも、
気分は前向きになります。

データのことに戻ります。

LAP 83 と基準値の上限81を若干、上回っておりました。

M医院の医院長にたずねました。

「LAPって何ですか?」

すると医院長は「胆管系の酵素の破壊具合」とメモを書いて渡してくれました。

メモは報告書に貼付して、確認できるようにしてファイルしました。

M医院長と私の、いつものやりとりです。

すぐメモを書き、患者に渡す
という医院長の配慮に感謝する次第です。

医者にかかる10箇条

最近、辻本好子さんという医療関係者のことをを知りました。

コムルという「ささえあい医療人権センター」の主催者です。

そこでWebを調べてみました。

COML=Consumer Organization for Medicine & Law(医療と法の消費者組織)

「コムル」とは、「医療と法の消費者組織」を意味する欧文の「Consumer Organization for Medicine and Law」の頭文字をとった造語です。
医療を消費者の目でとらえようと、1990年9月に活動をスタートしました。
「いのちの主人公」「からだの責任者」である私たち市民中心のグループです。

COMLでは「賢い患者になりましょう」を合言葉に、
患者の主体的な医療への参加を呼びかけています。
患者と医療者が、対話と交流のなかから、互いに気づき合い、
歩み寄ることのできる関係づくりを願っています。
COMLは、患者中心の開かれた医療の実現を目指します。

・・・・・・

このブログをたちあげたのも、
賢い患者になるためでした。

その理念を30年近く前から、合言葉にしている団体があることを知りませんでした。

そのサイトの中で、次の10箇条が興味を覚えました。

医者にかかる10箇条

あなたが"いのちの主人公・からだの責任者"

1. 伝えたいことはメモして準備

2. 対話の始まりはあいさつから

3. よりよい関係づくりはあなたにも責任が

4. 自覚症状と病歴はあなたの伝える大切な情報

5. これからの見通しを聞きましょう

6. その後の変化も伝える努力を

7. 大事なことはメモをとって確認

8. 納得できないときは何度でも質問を

9. 医療にも不確実なことや限界がある

10. 治療方法を決めるのはあなたです


何だか、勇気付けられませんか?

私は、1991年にインターフェロンの治療を開始しましたが、そのころからの血液データはファイルにしてはいますが、10箇条のように、克明なメモをつけたりしてはいませんでした。

もっと前に、この10箇条を知っていたかった!と。

ホントに、肝炎患者にとって自らメモをとることは大切ですね。

とりわけ、肝炎治療の暗黙知は、

8. 納得できないときは何度でも質問を
9. 医療にも不確実なことや限界がある
10. 治療方法を決めるのはあなたです

の3つを何度も繰り返し回すことによって、醸成されることでしょう。

肝炎患者の暗黙知

今日は、また一段と整理ができていません。

雑談から・・・

ずいぶん前から「知識」の本質について考えています。

私は日ごろからインプット過多で、アウトプットができていない傾向があり、とても辟易しています。

つまり「お勉強好き」というタイプなのです。

かといって、ノウハウコレクターを自認したくはありません。

Web上で、節操のない情報起業家のセールスレターに遭遇すると、
「無知の無知」を感じます。

ちなみに、ソクラテスが言ったのは「無知の知」
「私は何も知らないということを分っている」ということです。

ソクラテスの弟子プラトンは「テアイテトス」を通じて、「知識とは何か」を展開しています。

「知識は知覚である」
    ↓
「知識は真なる判断である」
    ↓
「知識は真なる判断に説明が加わったもの」

という論点の展開に対して、ソクラテスは全て否定の結論をもたらし、「無知の知」となるのです。


で先を急ぐと、
私は「知識は暗黙知である」ことに納得しています。

暗黙知はマイケル・ポランニーが見出した言葉です。

彼は「人間には、言語の背後にあって言語化されない知がある」ことを発見、証明したのです。

暗黙知の反対語は「形式知」です。

職人芸のような技能は暗黙知を前提としている、と考えるのです。

彼は「私たちは言葉にできるよりも多くのことを知ることができる」とも言い、

さらに「知はすべて、問題に関する知と、同種である」とも、言っております。


さて、暗黙知によるメカニズムは
1.問題が妥当に認識され
2.その問題解決へせまりつつあることを感知する自らの感覚に依拠して
3.最後に到達される発見について、いまだ定かならぬ暗示=含意を妥当に予期(虫のしらせ)する。

ソクラテス風に言い換えれば「知の無知」とでもなるのでしょうか。

勝手に、言葉遊びしただけですので、世間にこんな言葉はありません。

でも、あえて定義すると、それは・・・
ホントは知っているのに、言葉で表そうとしない知、
いや言葉にできない知

という意味です。

要は、冷静沈着な思い込みを支持することかな、と思っています。

そうすると私たち肝炎患者は肝臓病を知っていることになります。

つまり、医者の知識が形式知なら、私たちの知識は暗黙知であり、問題を解決する切り口は私たち肝炎患者が握っているいる、ということ。

切り口とは、肝炎の本質に迫る「問い」持ち続ける、ことです。
医者には、そのような問いができないのです。

今回の結論は、前回に続き、
安易な医者任せはやめましょう
インフォームドコンセントによる解は患者が握っている

という次第。

肝ガン患者の医療訴訟

私の手元に、肝ガンにより亡くなられた方の平成18年9月東京地裁判決の資料があります。

なにしろ長文で、読みづらい医療過誤が争点ですので、前にパラッと眺めただけで、机のどこかに埋もれて忘れていたのですが、今日たまたま整理していたら出てきてしまいました。

そこで、この判例を読み込んでみることにします。


ですが、タラタラ書き込む前に、私の感想を先に・・・

「肝炎患者は、むやみに肝臓専門医という権威にほだされ身を任せていると、命を失う」ということです。

このブログのテーマの一つです。

この裁判は・・・

B型肝炎の検査治療を受けていた、今は亡き肝ガン患者が原告となって起こした裁判でした。

判決は、肝細胞ガンの早期発見を怠った被告医師に対して、過失があると認め、不法行為に基づく損害賠償金、約5200万円の支払いを求めるものでした。

原告はH7年10月から肝臓病専門の被告医師の診療を受け、7年後のH14年4月に原発性肝ガンにより亡くなられている。

B型とはいえ、7年という歳月は、いかに急激な進行であるかを物語ります。

H7年12月からH9年1月までインターフェロン投与を行なっていて、肝機能の「慢性肝炎」といえるまでの数値改善され、ために被告医師は慢性肝炎と記憶違いするに至った、と被告側は主張しています。

しかも原告が「慢性B型肝炎」と申告し、以後10回、被告医師の診察を受け、
・血液検査
・超音波検査
・MRI検査を
をH12年1月5日に実施していますが、肝ガンは確認できず、慢性肝炎も認識を変えるに至らなかったとあります。

しかしながらH12年1月5日以後は
・腫瘍マーカー検査も
・スクリーニング的画像診断も
・肝生検も、せずにいた、という。

驚きなのは、、
被告医師がより適切な医療をより安価に提供できるように原告患者に便宜を図るために、真実は肝硬変であるのに、保険病名を慢性肝炎として、長期間診療を継続したことから、肝硬変であることを失念し、慢性肝炎と思い込んでしまった、ということです。

実は、私も91年10月にインターフェロンを投与をした際、当時はまだC型肝炎に対する投与が保険適用となってはいない時期で、当時、某大学病院の医師の便宜で、B型肝炎の治療として、1年間投与してもらいました。それと似た便宜供与ということでしょう。

だからといって、間違っても、私をB型肝炎患者と記憶違いする医師ではありませんでした。。


最後に、判決理由に決定的なことが書かれてありました。

『被告医師は、大学の消化器内科教授として日本肝臓学会においても指導的役割を果たしている医師であり、

このような専門家を信頼して治療を委ねていた原告患者としては、そのあまりにも初歩的かつ重大な過失によって信頼を裏切られた精神的苦痛は極めて大きく

さらに本件提起ごも被告は自己の便宜供与のみを強調して過失を認めない態度を維持していることにより、その苦痛はますます増大しているものと認められる』

やぁ本当に、ひどい肝臓専門医が跋扈している、ということなのでしょうか。

「良い医者」に、くれぐれも注意を怠らないようにしましょう!
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