事後的、無症候性キャリアで、時を稼ぐ

2006/11/30(木) 23:19:35 [難治性の多量1b型]

昨日、「こりゃ、業病ですね」とK先生に言い放ったとき、K先生はなんともいえない笑みを浮かべられた。

真摯な臨床医として、患者のことを考えようとする表情だなぁ、と受け止めました。

そしてY先生は次のようにいわれた。

「ウィルスの多さと肝炎の進行とは関係がない」

「いいかえると肝炎の進行によって、ウィルス量が増える、ということはない」

つまりウィルス量の少なくても、肝機能が悪い患者はおられる、ということでした。

私の場合、肝機能が安定していることを重視して、あまりウィルス量にとらわれてはいけないのでは・・・と思えてきました。イヤ、思わないとやり場がないのです。

これまでの「悪の根源」であるウィルス量だけに、目を奪われるのではなく、今は、意識的に発想を次のように変えよう!

つまり、さんざん肝炎治療がやってきてはいますが、事後的に、無症候性キャリアもどきに、自分の体を作って行こう、と。

そして、そのカラダのままを維持させ、三剤併用療法が保険認可として治療できるまで、時を稼ぐことにしよう!これっきゃない。

まだまだ楽観主義のカンバンは下ろしません。

本質的に、遺伝子治療が始まるまでの時間の問題であって、将棋でいえば、既にツンデイルのですから。あとは、個体が間に合うかどうかだけ、のこと。

それにしても、今日の自転車通勤、路肩を斜めからの上ろうとしてコケてしまいました。

やはり、少し動揺があることを認めねばなりません。

高ウィルス量基準、その2

2006/11/13(月) 19:01:56 [難治性の多量1b型]

先週に続き、PCRウィルス量について、清川病院Y先生のお話です。

先生曰く『850から5000までは測定できるようになったことから、高ウィルス量の中をさらに、次のように分類しては、と考えている、

 比較的少ない部位 ・・・101から500まで
    中くらい部位・・・501から1000まで
    多い部位  ・・・1001から5000まで、と考える

そして、PCR500以下の少ない部位では、ペグインターフェロンとリバビリンの併用療法で、ウィルスを消失させる可能性が高い。』という見解でした。

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つまり、ウィルス遺伝子b1タイプの難治性は、近いうちにPCR500以上の場合にする、という評価に変わるのかな、という印象を持ちました。

単にカテゴリーを細かく分けただけ、評価の変更だけかもしれません。

それでも聞いていて、そう分類してくれた方が、患者として自分の位置が確認でき、納得しやすい、と思えました。

なんとなく、多くの医者はPCR数値について、患者が意識する程には、重くとらえていない感じがしてなりません。
現状、おそらく患者のPCR量の分布図・データ採りもしていない。その程度の認識なのでしょう。

Y先生はレアな存在であって、日ごろの臨床経験とウィルス測定法の研究をされているからこそ、見通せる「評価の細分化」なのでは、と。


けれど、PCR500以上の患者にはどのような治療があるのか
    PCR1000以上の患者はどのような治療があるのか、

(ちなみに難治性の患者を「ノンレスポンダー」と呼ぶのだそうです)

肝臓専門医や医薬品研究機関は、真剣かつ前向きに考えて欲しいと、願うものです。

Y先生は、近い将来、ペグインターフェロンとリバビリンとプロテアーゼ阻害薬の「三剤併用療法」が始まる、といわれていました。

そうなれば、きっと中位以上のウィルス量の人にも“明るい展望”がもたらされることになるでしょう。

ちなみに、その初診の日、1年ぶりにPCR測定しました。結果は今月下旬に判明いたします。  

高ウィルス量基準が判明、その1

2006/11/10(金) 18:14:09 [難治性の多量1b型]

今日の午前中、清川病院の副院長Y医師の診察を受けてきました。
初診なので、問診表に「ネットでY先生の論文テーマをみて診察を受けたく・・・」と動機を書きました。

Y先生の名は、よく女性にある名前だったので、女医では、と思い込んでいました。
が、男性の声で私の名が呼ばれ、あれって感じで診察室にはいると、50歳代後半?とおぼしき風貌のY先生がおられた。

こりゃぁ、私の早合点、Y先生は女医ではありませんでした。

お話を伺っていて、C型肝炎患者の有り様をよくご存知の先生だな、と直感しました。

Y先生は、患者の思いを親身になって対応される、お持ちなっている知識を惜しみなく系統立てて、お話してくださった。

以前、新宿医院のK先生の初診のときも、同じように系統だったC型肝炎レビューをしてくださった。

あぁそうか!ホンモノの臨床医は、その患者の思いに合わせて、行き届いたアウトプットができる医師なのだ、あらためて痛感します。

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深い知識があっても、患者に対して適切な説明ができない医師は、多い。しかし、臨床医としてホンモノかどうかは、患者の方で判断しけなければいけない、のが現実です。

主役は私たちなのですから、ビシバシ判断し、仕分けしましょう。

さて、本日のテーマです。

C型肝炎ウィルスの中の遺伝子b1タイプでウィルス量の多い、少ないの境い目となる、ウィルス量の値は、いくらですか?

結論は、PCR100以下が少量、PCR100以上が多量です、
という明解な答えでした。

PCR測定法は、この数年、いくつか変遷があるが、「PCR100」を区切りと考えてよい。そして日本の遺伝子b1タイプの患者は、多量系患者が圧倒的に多い、という回答でした。

そういえば、2002年10月東大病院で、私がインターフェロンとリバビリンの併用療法を始めるに際し、担当医師から「まずはPCR100以下を目指しましょう」と励まされたのは、そいうことだったのか・・・

併用療法によって「b1タイプ少量系患者」にカテゴリーをシフトさせましょう、という示唆だったのだ、と。

私のPCRは850を超える状況です。
『850以上と表示されるだけで、ホントところ、いくら抱えているのか、わかっていません』と申し上げたら、

昨年からハイレンジ(多量系)に対してPCR測定の改善がなされ、850から最大5000まで、具体的な測定値が出せるようになった、と話された。

へ〜ぇ!そんな話は、この1年、東大病院の診察で、一度も説明してくれませんでした。

b1タイプ多量系の基準について、さらに突っ込んだ話は、次回に。

あ、そうだ!Y先生の診察を終え、退室する際「女性でなくて残念でしたね」と言われたので、思わず微笑んでしまいました。

ウィルス量多少の基準は不明

2006/10/31(火) 17:21:41 [難治性の多量1b型]

2002年(H14年)10月、東大付属病院に2週間入院し、インターフェロン注射とリバビリンの併用療法を始めました。退院後は、仕事場近くにある新宿医院に通院し、週3回のペースで、翌年2003年3月までの6ヶ月間の治療を行ったのです。

ペグ・インターフェロンとリバビリン併用療法は、話題にはなっていましたが、まだ治験段階でした。

ちなみに、それでも2005年には、このペグ・リバ併用療法が始まっていますから、治験から認可まで5年はかかっていないわけで、治療法改善の速さには、驚きます。

2002年のその頃、対症療法である強力ミノファーゲン注射を週2回くらいやっておりました。直前9月の数値はGPT30、GPT39、G-GTP86と比較的安定していました。

が、やや倦怠感があり、このままの状態だと、また10年前と同じ全身倦怠感に襲われる予感がありました。

その併用療法は、私のような遺伝子1B型でかつウィルス量の多い場合でも、20%弱の確率で除去できるという話を聞きました。

私のPCR(ウィルスの定量的測定法)は、その頃も今も、850くらいあり、私は典型的な難治性C型肝炎患者です。
じゃ80%はだめかぁ、こりゃ除去の可能性は低いなぁ、とは思いましたが、体調が改善されるなら良しとしようと決め、併用療法に踏み切ったのです。


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東大病院の若い担当医師から、ウィルス量を測定するPCR100以下を目指しましょう言われたときも、「それは気休めだろ」と感じたことを、今、思い出します。

さてここまで書いて、にわかに未確認の疑問が湧いてきました。
タイトルも変えてしまいます。文脈が変になったことお赦しください。

「難治性」を示すB1ウィルス量の多少の基準が不明なのです。

ある同病の方からは、PCR400から500を超えると、難治性になる、つまり多いウィルスになる、と聞いたことがありますが、定かではないのです。

飯野先生の本にも、その境い目の数値は書かれておりません。

数値の表示には意味がないというのが落としどころなのかもしれませんが・・・

それでも、ちょっと突っ込んで調べてみます。

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